Lotte Lyon : Drift

lottelyondrift_011

title:untitled (exhibition plan) year:2012

 

Lotte Lyon : Drift

 2013年11月24日(日) – 12月22日(土)  

弊廊では今年最後の企画として12月までacac青森公立大学国際芸術センターに滞在中のLotte Lyon(ロッテ・ライオン/ウィーン在住)の4度目の新作展を開催致します。

本展はロッテが2006年以来、これまでに東京で制作発表して来た活動の様子を総括収録したポスター形式のカタログの出版と限定特装仕様の二つ折りの立体を発表をするNADiff window gallery (27日より)での企画との共催になります。 これまでのロッテの東京での展示はホームセンターで入手出来るパネル材やペンキを用いてた彫刻を必ず主題に配していました。

本展ではギャラリーの壁面がそもそも規格パネルで構成されている事に着目し、壁自体を素材としてウォールペンティングを制作します。2つの壁にはグリッド状のストライプのパターンを描きます。一方の大きな壁と正面の壁にはサイズも素材も比率も随分と落差があり、更にそれらが交差する奥のもう一つの部屋の壁には延長するパターンが表れます。これらの関係が空間の中で当て所無く漂うことが「Drift」とタイトルにする理由です。

ロッテはこれらを絵画としてではなく線と計画を重視し「図面」と称しました。つまり来場者は扉を開いた瞬間に「彫刻の中を歩く」ことになるのです。ここで展示する3つのモノクロの写真のシリーズも同様にこの考え方を補強しています。

またここで用いられたグリッドはNADiffでのポスター形式の6つ折りにされたカタログの一面にも配置され、それにより閉開したり立てて置いたりが出来ます。 この2つ(恵比寿/中目黒)の展示は彫刻をただ観賞することから、手に取っては想像したりテキストを読み込んだり、会場を移動しては、空間そのものに踏み込んで巡るイベントとする試みなです。

————————————————————-

[ ロッテ・ライオン ] 1970年、オーストリア、グラーツ生まれ。ウィーンとベルリンにて彫刻を学ぶ。現在ウィーンにて制作、在住。 東京では2006年より青山|目黒での展示ほか、いくつかのコラボレーションがある。(http://www.lottelyon.com/

作家CV.はこちらから(http://www.lottelyon.com/exhibitions.html) 

2010年「1 : 2」の様子はこちらです。(http://bit.ly/UFTfO5

 Drift

[ 同時開催展覧会と新刊の情報 ]

NADiff window gallery vol.27 ロッテ・ライオン Lotte Lyon 「20 books」

会期:11月27日(火)-12月23日(日) 

ポスター型カタログ 6つ折り両面印刷 2012/ テキスト 松井みどり/翻訳 奥村雄樹/ デザイン ten pieces/ ¥1.050 -(予価) → リミテッドエディション2012 限定20部(各ユニーク作品) / サイズ:21,2 x 20,2 cm / カタログ、ナンバー、ボックス&サインいり / ¥31.500 (予価)(http://www.nadiff.com/fair_event/window27_lottelyon.html

 

 

Storyteller展 at 青森公立大学国際芸術センター青森

会期:11月3日(土・祝) 〜 12月16日(日)

http://www.acac-aomori.jp/

Lotte 2013

title: models (from series) year:2012 size:22,5 x 30 cm material:b&wc print

lottelyondrift_03

title:untitled (book) year:2012 size:21,2x 21.2 cm (each.) material:plywood, paint