磯谷 博史:Lag

Lag01 s

Lag 1, 2014, Framed C-print, wood, metal, 103×99.6×19.2cm

 

磯谷 博史 Lag

12.13.2014 – 1.10.2015

 

2014年12月13日[土] – 2015年1月10日[土]
※年末年始休暇: 2014年12月28日[日] – 2015年1月4日[日]
open: 12 : 00 – 19 : 00 日祝休
オープニングレセプション: 12月13日[土] 19 – 21 pm

 

青山目黒ではこの度、磯谷博史の2年ぶりの個展を開催いたします。

 
今回発表する「Lag」シリーズは、主にフレームに入れた写真を棚に並べるインスタレーションです。その図像には、フレームが棚から落下している様子が捉えられており、そこには、フレームの「近い将来」という「時差」が描かれているようにも見えます。

 
また、前回の個展「出来事をどう数えるか」で、磯谷は12時間で制作した偽物の琥珀を、撮影した写真とともに展示、さらにその写真のガラスに琥珀が映り込むようにギャラリーに配置をしました。そこでは、図像としてのモノ、実際のモノ、ガラスに映り込んだモノを数え間違える、あるいはどう数えても良い状況が設定されていました。

 
いずれの作品も、物事の順序関係を入れ替える非常に単純な手法です。磯谷は、わずかな順序の入れ替えによって、私たちが感覚的に何を選びとってしまうのかといった、基本的な問題設定の面白さを動機としているようです。

 
本展は今年6月にLISTE BASELで個展形式で発表した「Lag」に更に新作を加え、東京にて再構成し発表するものです。

 

 

同時期開催:
ブックローンチとウォールドローイング : Southward
NADiff Window Gallery、東京

2014年11月23日[日] – 1月12日[月・祝] open : 12:00-20:00[月休]
(年末年始休業 :12月28日[日] - 1月3日[土] )
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
http://www.nadiff.com/fair_event/window38_isoya.html
協力:青山|目黒

 

 

作品集:
Hirofumi Isoya

2014/ 青山|目黒/ A4/ カラー44ページ/ 英語 ※日本語対訳リーフレット付き

執筆: 兼平彦太郎/ 翻訳: ミヤギフトシ/ デザイン: 字平剛史 / 価格: 1,500 円+税

 

 

磯谷 博史 Hirofumi Isoya

 

東京芸大で建築、同大学大学院とロンドン大学ゴールドスミスカレッジ、アソシエートリサーチプログラムで美術を学ぶ。彫刻、写真、ドローイング、その複合によるインスタレーションを制作している。最近の主な展覧会に、“The Beach That Never Was” ICAS,  シンガポール,  2014、“Lag” LISTE,  バーゼル,  2014、“Duality of Existence” Friedman Benda,  ニューヨーク,  2014、“Personal Structures” Collateral exhibition of the 55th Venice Biennale,  Palazzo Bembo,  ヴェニス,  2013、“Tacit Material” RM Gallery and Projects,  オークランド,  2013、“Counting The Event” 青山|目黒,  東京,  2012、など。

 

WEB : http://www.whoisisoya.com

 

banana

Bananas and Postcards, 2014, Postcards, Spinning Rack, 155x45x45cm

 

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 平成26年度文化庁優れた現代美術の海外発信促進事業