Sep 19 – Oct 18, 2026

橋本聡「夜で記す」9月19日-10月18日 /「名は墓」10月18日-9月19日
2026年9月19日-10月18日
青山目黒では9月19日より、橋本聡の個展「夜で記す」9月19日-10月18日 /「名は墓」10月18日-9月19日を開催いたします。
橋本聡はこれまで、パフォーマンスやインストラクションをはじめとするさまざまな形式を通じて、社会制度や観客のあり方に介入し、私たちが自明としてきた世界の前提や関係を問い直してきました。身の回りのものや公共空間に、人々の振る舞いを無意識に規定する振り付けを見出し、それを浮かび上がらせ、公的/私的領域を宙吊りにするような問題提起的・政治的なアプローチは、橋本の活動の根幹として展開されてきました。
こうした人々の行為や社会制度への介入と並行して、橋本は、天体の運動や気象、物理法則、経済の力学など、異なる尺度で世界に働く現象や構造にも眼差しを向けてきました。また、言葉を発する主体を人間から事物の側へと移し、世界に潜む法則や現象を、あたかもそれら自身が発する宣告のような短いセンテンスとして提示するアプローチは、近年の橋本の活動においてひときわ強く現れています。
2024年の『美しさ、あいまいさ、時と場合に依る』(遠藤水城キュレーション, kudan house)での大規模な展示は、橋本の活動における大きな分水嶺となりました。「目が2つあるのは、誰かから奪ったから」「夜、地平線に沈んだ太陽がやってくる」「近く、あらゆる名はなくなる/遠からず、あらゆる物質もなくなる」といった短いセンテンスによる作品群において、それまで異なる形式や対象のなかに分散していた探究は短いセンテンスへと凝縮され、世界の尺度や区分、存在そのものの確かさを揺さぶるものとして強く前景化しました。
同年の個展『なくなる』から2年。会期の日付が反転する二つの視座『夜で記す』『名は墓』による本展では、ギャラリーの内外に及ぶ空間と時間を巻き込み、多層的な構成によって新たな展覧会を立ち上げます。
ぜひこの機会に、橋本聡の新たな作品とその展開をご高覧ください。
橋本 聡
Satoshi HASHIMOTO
主な発表に、「行けない、来てください」(ARCUS、茨城、2010年)、「あなたのコンセプトを売ってください」(インド各地、2011年)、「独断と偏見:観客を分けます」(国立新美術館、2012年)、「偽名」(「14の夕べ」東京国立近代美術館、2012年)、「国家、骰子、指示、」(Daiwa Foundation、ロンドン、2014年)、「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」(東京都現代美術館、2016年)、「全てと他」(LISTE/青山目黒ブース、バーゼル、2016年)、「Fw: 国外(日本-マレーシア)」(国際空港・飛行機・マレーシアなど、2016年)、「世界三大丸いもの:太陽、月、目」(青山目黒、東京、2017年)、「夜 − 時 = 闇」(Hans & Fritz Contemporary、バルセロナ、2018年)、「Kyojitsu-Hiniku」(イビラプエラ公園-日本館、サンパウロ、2018年)、「Participatory Performative Workshop」(Centre for Contemporary Arts、グラスゴー、2019年)、「Material Art Fair」(青山目黒ブース、メキシコシティ、2020年)、「美術館堆肥化計画」(青森県立美術館ほか、2021–2023年)、「CLOUD & TOE」(KNULP、シドニー、2023年)、「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」(kudan house、東京、2024年)、「Escape Strategies」(Via Watt Projects、ミラノ、2024年)、「なくなる」(青山目黒、東京、2024年)など。ほか、An Art User Conferenceや基礎芸術において活動もおこなっている。
青山目黒
153-0051 東京都目黒区上目黒2-30-6
2026年9月19日-10月18日
本会期中: 金:13:00–20:00 土日月祝:13:00–18:00 (休:火水木)





