ギャラリートークのお知らせ 「私はレオナルド・ダ・ヴィンチでした。魂を売ります。天国を売ります。」

 

ギャラリートークのお知らせ 「私はレオナルド・ダ・ヴィンチでした。魂を売ります。天国を売ります。」

現在開催中の 橋本聡 : 私はレオナルド・ダ・ヴィンチでした。魂を売ります。天国を売ります。 にて、4月15日と23日におこなう ギャラリートークのご案内申し上げます。

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・ギャラリートーク1: レオナルド・ダ・ヴィンチにおいての作品 4月15日(月)19:00- ゲスト:松井勝正(芸術学) 会場:青山|目黒(本展会場)

入場無料

4月15日はレオナルド・ダ・ヴィンチ(かつての私)の誕生日とされる日です。またレオナルドにおいて尊敬していたルネサンスの開闢者フィリッポ・ブルネルスキの命日でもあります。「コロンブスの卵」として有名な卵を如何に立てるか、という逸話はコロンブスのものではなく、実はこのブルネルスキのものでした。本展では卵に関わることが大きな役割をになっております。私はこの記念日にちなんでギャラリートークを開催することにしました。ゲストに松井勝正氏をお招きし、レオナルド・ダ・ヴィンチにおける作品についてお話しいたします。

松井勝正|1971年生まれ。芸術学。主な論文=「壁に書かれた暗号――バロックのインターフェイス」『季刊InterCommunication』65号(NTT出版)、「瀧口修造のスケッチブック:批評的読解」『多摩美術大学研究紀要』19号(多摩美術大学)、「ダンスの色は何色」『Purple-Green』1号、「クレーと表現主義」『issues』5号、「無地――マチスの色彩構成について」『issues』4号(以上、多摩美術大学芸術学科)など。

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・ギャラリートーク2: 高橋由一、橋本聡においての作品、及びマルセル・デュシャンの作品 4月23日(火)19:00- ゲスト:粟田大輔(美術批評) 会場:青山|目黒(本展会場)

入場無料

4月23日は橋本聡(現在の私)の誕生日とされる日です。またレオナルド・ダ・ヴィンチの遺書作成日(その年の復活祭前日)でもあります。さらに本展の映像にて多く語られるデュシャンの中でも特に関連の深い作品「秘めたる音に」の作成日も4月23日(その年の復活祭の日なのでイースターエッグのようなもの)になります。私はこの記念日にちなんでギャラリートークを開催することにしました。ゲストに粟田大輔氏をお招きし、1回目のギャラリートークでは対象としなかった高橋由一(私はレオナルドのあと日本に渡り19世紀には高橋由一として活動していました)、橋本聡、及びマルセル・デュシャンにおける作品についてお話しいたします。東京都美術館では、ちょうどこの4月23日よりレオナルド・ダ・ヴィンチ展が開催されるので、併せてお越しいただくとよいかもしれません。

粟田大輔|1977年生まれ。美術批評。2011年に立ち上げたアート専門のインターネット放送局「comos-tv」の運営メンバー。論考に「書き換えられるシステム」、「ポスト消費社会と映像の再生産」などがある。展覧会企画に「vivid material」など。http://comos-tv.com/

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4月23日は橋本聡(現在の私)の誕生日とされる日です。またレオナルド・ダ・ヴィンチの遺書作成日(その年の復活祭前日)でもあります。さらに本展の映像にて多く語られるデュシャンの中でも特に関連の深い作品「秘めたる音に」の作成日も4月23日(その年の復活祭の日なのでイースターエッグのようなもの)になります。私はこの記念日にちなんでギャラリートークを開催することにしました。ゲストに粟田大輔氏をお招きし、1回目のギャラリートークでは対象としなかった高橋由一(私はレオナルドのあと日本に渡り19世紀には高橋由一として活動していました)、橋本聡、及びマルセル・デュシャンにおける作品についてお話しいたします。東京都美術館では、ちょうどこの4月23日よりレオナルド・ダ・ヴィンチ展が開催されるので、併せてお越しいただくとよいかもしれません。

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・ギャラリートーク3: 「魂、天国(生/死)、及び売買」 5月2日(木)19:00- ゲスト:伊藤亜紗(美学)、平倉圭(芸術論・知覚論) 会場:青山|目黒(本展会場)

入場無料

5月2日はかつての私、レオナルド・ダ・ヴィンチの命日とされる日です。5/2を左右反転(鏡面文字2⇄5)させた2/5は2月5日春分の日(文政11年)、もうひとつのかつての私、高橋由一の誕生日とされる日です。本展ではレオナルドと高橋における自画像を鏡に映ったものとして(鏡面文字のように)左右反転させることで、それぞれを読解することを明かしています。また、5月2日は八十八夜(立春から88日)でもあります。 私はこの記念日にちなんでギャラリートークを開催することにしました。ゲストに伊藤亜紗氏、平倉圭氏をお招きし、今回は作品ではなく「魂」、「天国(生/死)」、及び「売買」についてお話しいたします。

伊藤亜紗|東京工業大学リベラルアーツセンター准教授。専門は美学。言葉やイメージと、それを受け取る身体の関係に関心がある。研究の傍ら、『わたしは真鈴』等の小説を書いたり、小林耕平の作品『タ・イ・ム・マ・シ・ン』『殺・人・兵・器』『生・命・誕・生』に参加したりしている。著書に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社、2013年)。論文に「身体を運動させる空間――トリシャ・ブラウンのダンスとドローイング」(『舞踊学』31号、2008年)「『関係性の美学』の演劇的性格」(『美学芸術学研究』30号、2010年)など。

平倉圭|1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。現在、横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程准教授。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト/2010年/第2回表象文化論学会賞)、『美術史の7つの顔』(共著/未來社/2005年)、『ディスポジション─配置としての世界』(共著/現代企画室/2008年)。論文に「多重周期構造―セザンヌのクラスター・ストローク」(『ユリイカ』2012年4月)ほか。 http://hirakurakei.com/

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