五月女 哲平:猫と土星

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五月女 哲平 : 猫と土星

 

 

30 Apr – 4 Jun 2011

 

 

 

会場1:青山目黒 〒153-0051 東京都目黒区上目黒 2-30-6

会期:2011年4月30日(土)ー 6月4日(土)

レセプションパーティー: 2011年2月12日(土)19:00-21:00

開廊時間:11:00-20:00

定休日:日、祝日

 

会場2:小山市立車屋美術館 栃木県小山市乙女3-10-34

会期:2011年4月16日(土)ー 6月19日(日)

レセプションパーティー: 2011年2月12日(土)19:00-21:00

開館時間:9:00 – 17:00 (入館は閉館の30分前まで)

定休日:月、第4金曜日(5月2日(月)は開館)

入場料:一般400円、高校・大学生250円、中学生以下無料。同住宅内の観覧はプラス100円(一般)
※5月1日(日)~5月5日(木・祝)、6月12日(日)は無料公開日

カタログ 五月女 哲平:猫と土星 小山市立車屋美術館刊(テキスト-薮前知子、中尾英恵、デザイン-林工芸、写真-岡野圭、700円)

 

 

この度弊ギャラリーでは五月女 哲平 ( b.1980 そうとめ てっぺい 2004年東京造形大学美術学部絵画科卒業)の個展を開催致しますのでご案内を申し上げます。また4月16日からは小山市立車屋美術館/栃木でも同タイト ルにて新作を中心とした個展を開催します。

2007年の初個展「 The world is still beautiful – それでも世界は美しい」では初めて絵画を中心にした展示を発表し、その生来の配色能力を一気に発芽させました。そこでは想像上の賢人達が住む世界を描いた 絵画のシリーズを中心に、遊園地のアトラクションや敷地の一部にフォーカスして色味に見立てた写真の連作、ホールズキャンディを模したガラスの彫刻、テキ ストの流れる電飾サインなど、複数のメディアを用いながらもそれぞれを色味として扱いメロウでも決して甘過ぎない、全体を眩いインスタレーションとして構成しました。
五月女の絵画には所謂「平面の問題」が皆無です。錯覚と言う抽象的な概念は形を成し、自然に伴う現象はカラーフィールドの様に画面を覆い広 がり、そばにある植物やタオル、装飾のパターンは遠方に散らばり、遥か彼方の観たことも無い星が目の前に現れたりします。それは愛おしい人がそばにいる時にも増して思い出すと息づかいまでが聞こえるほど艶かしいかの様です。
タイトルの「猫と土星」(猫ー美術館、土星ーギャラリー)はそんなモチーフの豊かさ や様々な時間や距離の行き来の分かりやすい例えであり、それらの秩序の向こう側にもワープしようとする試みであります。本展は全て新作の大ペインティング 4点、小ペインティング6~8点ほかが出展される予定です。小山市立車屋美術館でもほぼ新作によるインスタレーションです。五月女特有のイィ匂いのする絵画による2カ所での展覧会をどうぞこの機会にご覧下さい。

 

Installation view, 五月女 哲平:猫と土星(青山目黒)

Installation view, 五月女 哲平:猫と土星(小山市立車屋美術館)