磯谷 博史 参加:六本木クロッシング2019展:つないでみる(森美術館、東京)

Hirofumi Isoya, Flowers and Bees, Translucent Archive, 2018

 

磯谷 博史 参加:六本木クロッシング2019展:つないでみる(森美術館、東京)

 

9 Feb – 26 May 2019



会期:2019.2.9(土)~ 5.26(日) 
会期中無休
開館時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし4月30日(火)は22:00まで(最終入館 21:30)
※「六本木アートナイト2019」開催に伴い、5月25日(土)は翌朝6:00まで(最終入館 5:30)

料金:
一般  1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳~中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円

企画:
椿 玲子(森美術館キュレーター)
德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
熊倉晴子(森美術館アシスタント・キュレーター


More info: https://www.mori.art.museum

 

出展アーティスト ※アーティスト・プロジェクト名/姓のアルファベット順:

アンリアレイジ(2003年設立、東京拠点/森永邦彦:1980年東京生まれ)
青野文昭(1968年宮城生まれ、宮城在住)
万代洋輔(1980年東京生まれ、東京在住)
土井 樹+小川浩平+池上高志+石黒 浩×ジュスティーヌ・エマール
(土井 樹:1989年兵庫生まれ/小川浩平:1982年愛知生まれ/池上高志:1961年長野生まれ/石黒 浩:1963年滋賀生まれ/ジュスティーヌ・エマール:1987年クレルモン=フェラン〔フランス〕生まれ)
毒山凡太朗(1984年福島生まれ、東京在住)
榎本耕一(1977年大阪生まれ、神奈川在住)
花岡伸宏(1980年広島生まれ、京都在住)
林 千歩(1988年愛知生まれ、神奈川在住)
平川紀道(1982年島根生まれ、東京在住)
ヒスロム(2009年結成、京都拠点)
飯川雄大(1981年兵庫生まれ、兵庫在住)
今津 景(1980年山口生まれ、バンドゥン〔インドネシア〕在住)
磯谷博史(1978年東京生まれ、東京在住)
川久保ジョイ(1979年トレド〔スペイン〕生まれ、ロンドン在住)
前田征紀(1971年生まれ、京都在住)
前谷 開(1988年愛媛生まれ、京都在住)
目(2012年結成、埼玉拠点)
佐藤雅晴(1973年大分生まれ、茨城在住)
杉戸 洋(1970年愛知生まれ、愛知/東京在住)
竹川宣彰(1977年東京生まれ、埼玉在住)
田村友一郎(1977年富山生まれ、静岡在住)
土屋信子(神奈川生まれ、神奈川在住)
津田道子(1980年神奈川生まれ、神奈川/東京在住)
佃 弘樹(1978年香川生まれ、東京在住)

 

「六本木クロッシング」は森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年以来開催してきたシリーズ展です。第6回目の開催となる今回は、シリーズ初の試みとして、森美術館の3人のキュレーターのみで共同キュレーションを行い、1970-80年代生まれを中心とした日本人アーティスト約25組を紹介します。

「六本木クロッシング2019展:つないでみる」は、現代の表現を通じて見えてくる「つながり」に注目します。情報通信技術など、さまざまなテクノロジーが加速度的に進化し、私たちの生活が便利になってゆく一方で、それに起因する新たな問題も浮かび上がっています。価値観の多様性が認められるようになった一方で、オープンであるはずのインターネットが、特にSNSにおいて、意見や認識の同調や共感を助長し、逆説的に閉鎖的なコミュニティを生み出してしまう問題、偏った政治観によって引き起こされる軋轢や拡がり続ける経済格差など、さまざまな「分断」が顕在化しているようです。

こうしたなか、対極のものを接続すること、異質なものを融合すること、本来備わっている繋がりを可視化することなど、アーティストたちは作品を通じてさまざまな「つながり」を提示します。それらは現代社会に対する批評的な視点や発想の転換でもあり、「分断」と向き合うためのヒントとなるかもしれません。本展で生まれる新たな「つながり」が、日本の「いま」に向き合うことのできる有意義な機会となることを期待します。