
弊廊では新年ひとつめの企画としてLotte Lyon(ロッテ・ライオン)の新作展を開催致します。ロッテは1970年オーストリア生れ。現在はウィーン在住。昨年はP.S.1でのグループショーにも参加する他、ヨーロッパを中心に展示が続く注目の作家です。 ロッテがこれまで制作してきた、ホームセンターで入手出来るパネル材やペンキを用いた彫刻は、ダイニングテーブルやソファ、シェルフなどのプロダク ツ程の小さくも大きくもないサイズと、どこまでも削ぎ落とした無機能の贅沢さ、ミニマリズムを踏襲した上での新しい色の判断で、無愛想ながらチャームング な視覚表現を提示しています。 本展のタイトル「1:2」(2分の1)は、彼女が06年に日本で初展示をした弊廊最初のスペース(移転前の前)を訪問した際の印象から着想を得てい ます。古いマンシヨンの1室で約6畳の部屋を改装した当時のギャラリーの1:2スケールで、その側面には初個展の際に出品した作品と同様に「バーバリー チェック」をアレンジしたペイントが施された立体作品を示します。作家は当時の空間の小ささと、その効率の良さに甚く感心して、この展示室と言う機能性を 消去すると何が起こるのか、いつか作品にしてみたいと構想していたと話します。 また、2つの写真のシリーズも同様にスケールとサイズの幅広さに関するものです。 1つ目のシリーズでは、東京で入手したちょっとしたモノを用いながら、白黒であること、それを立体の様なルールを基に配置してボリュームを感じさせること、また画面からは対象の素性が判断出来ない事で新たな見え掛りを調べます。 2つ目は偶然スタジオで見つけたオフィス用チェア、のシリーズです。この数年モノが用途を差し引きコンテクストから脱する事で何が起こるのかを試みている作家にとって、キャスターを一個失した事務用椅子は格好の題材です。 全て新作で立体1点、写真約11点とドローングによる総合インスタレーションは今年8月から滞在しているオーストリア大使館レジデンスプログラムでの制作の成果になります。 また本展は青山|目黒の最新(少し)リノベーション後、初の展示になります。 どうぞこの機会に是非ご高覧下さい。2010年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 本展及びshopとのコラボレーションは1月26日 – 2月21日開催のニュートーキョーコンテンポラリーズ3に参加します。






