この度弊ギャラリーでは五月女 哲平 ( b.1980 そうとめ てっぺい 2004年東京造形大学美術学部絵画科卒業)の個展を開催致しますのでご案内を申し上げます。また4月16日からは小山市立車屋美術館/栃木でも同タイト ルにて新作を中心とした個展を開催します。
2007年の初個展「 The world is still beautiful - それでも世界は美しい」では初めて絵画を中心にした展示を発表し、その生来の配色能力を一気に発芽させました。そこでは想像上の賢人達が住む世界を描いた 絵画のシリーズを中心に、遊園地のアトラクションや敷地の一部にフォーカスして色味に見立てた写真の連作、ホールズキャンディを模したガラスの彫刻、テキ ストの流れる電飾サインなど、複数のメディアを用いながらもそれぞれを色味として扱いメロウでも決して甘過ぎない、全体を眩いインスタレーションとして構成しました。
五月女の絵画には所謂「平面の問題」が皆無です。錯覚と言う抽象的な概念は形を成し、自然に伴う現象はカラーフィールドの様に画面を覆い広 がり、そばにある植物やタオル、装飾のパターンは遠方に散らばり、遥か彼方の観たことも無い星が目の前に現れたりします。それは愛おしい人がそばにいる時にも増して思い出すと息づかいまでが聞こえるほど艶かしいかの様です。
タイトルの「猫と土星」(猫ー美術館、土星ーギャラリー)はそんなモチーフの豊かさ や様々な時間や距離の行き来の分かりやすい例えであり、それらの秩序の向こう側にもワープしようとする試みであります。本展は全て新作の大ペインティング 4点、小ペインティング6~8点ほかが出展される予定です。小山市立車屋美術館でもほぼ新作によるインスタレーションです。五月女特有のイィ匂いのする絵画による2カ所での展覧会をどうぞこの機会にご覧下さい。
1980年 栃木県生まれ。
2005年東京造形大学美術学部絵画科卒業。
主な個展に2019年 LISTE アートフェア (青山目黒ブース、バーゼル)、2018年「絵と、 」[キュレーター:蔵屋美香] (gallery αM、東京)、2017年「犠牲の色、積層の絵画」(青山目黒、東京。同ギャラリーにて2014年、2011年、2007年に個展開催)、2011年「猫と土星」(小山市立車屋美術館、栃木県)、2008年「箱の中の光について」(Mont-Blanc銀座、東京)など。
主なグループ展に2019年「Olaph the Oxman」(C Ø P P E R F I E L D、ロンドン)、2019年「MOTコレクション 第2期 ただいま / はじめまして」(東京都現代美術、東京)、2017年「Post-Formalist Painting」(statements、東京)、2017年「裏声で歌へ」[企画:遠藤水城](小山市立車屋美術館、栃木)、2016年「囚われ、脱獄、囚われ、脱獄」(駒込倉庫、東京)、2015年「引込線 2015」(旧所沢市立第2学校給食センター、埼玉)、2014年「絵画の在りか」(東京オペラシティアートギャラリー、東京)、2013年「マンハッタンの太陽」(栃木県立美術館、栃木)、2013年「ダイ・チュウ・ショー」(府中市美術館、東京)、2012年「VOCA展 2012 」(上野の森美術館、東京)、2012年「リアル・ジャパネスク」国立国際美術館、大阪)など多数。