私は以前から、動物と一緒にやるパフォーマンス作品を作り続けています。牛、ブタ、ニワトリ、ロバ、アルパカ、フクロウ。アートをもっと自由な発想の元で作りたいし、動物の世界にも人間同様、アートがあってもいいのかも。愛らしい子ブタをどうしてもおんぶしたいと思い、2012年に茨城県の子ブタ農園で、あばれる子ブタにオシッコやウンチをかけられながらおんぶした、奮闘記のパフォーマンス記録展です。
※本展は三宿のCAPSULE、SUNDAYと同時期開催となります。
今年(2014)の4月にポルトガルの世界遺産都市、エボラにある修道院に500人のおばあちゃん達を招待して、一緒にカボチャのスープ、アヒル肉のチャーハン、地方特産のケーキ、赤ワイン等を食べながら、民謡を合唱したり、踊ったり、非常に楽しい時を共にしました。これは一緒に食を摂るという、人間にとって一番大切なコミュニケーションアートなのです。今回は、このイヴェントの20分ぐらいの映画とドローイング、絵ハガキ、資料等を見せながら、私の一番の新作を発表します。
この作品は、私が1980年~1985年の間、世界の主要都市(ロンドン、ニューヨーク、パリ、ローマ、香港、アムステルダム 、ロサンゼルス等の街中を色の違ったスニーカーを履きながら、さまよい歩き、グラフィック的な道路や壁などに足を置き、スニーカーと共に写真を撮って廻ったイヴェント作品である。すべて、私がここに居た証拠の記録です。500点余りの写真ができたので1986年、写真集として出版したが少しも売れず。私のごく最初の頃の作品である。今回は28年ぶりの発表で、写真、スニーカー、本等を展示します。
*会期は「500人のおばあちゃんのランチ(CAPSULE)」と同じです。
*CAPSULEとSUNDAYは同じビルにあります。
1946年 川崎市生まれ、2025年没。
1970年代に渡米し、ロサンゼルスとニューヨークを拠点に制作を行う。1980年代以降は主にパフォーマンス作品の制作と発表のために国際的に活動した。個展として、原美術館(東京、2000年)、Museum of Art Fort Lauderdale(米国)、Ikon Gallery(バーミンガム、1990年代)、Museu de Arte de São Paulo(MASP、1990年代)などで紹介されている。国際展では、第16回サンパウロ・ビエンナーレ(1981年)、第18回サンパウロ・ビエンナーレ(1985年)、第1回ハバナ・ビエンナーレ(1984年)、第8回シドニー・ビエンナーレ(1986年)、横浜トリエンナーレ(2001年)などに参加。国や文化を越えて広く評価を得た。2025年逝去。