弊廊では2011年の初企画として1月8日より森田浩彰の個展を開催致しますのでご案内を差し上げます。
森田は1973年生まれ、2002年に英ゴールドスミスカレッジ大学院修了後帰国。現在、東京で制作活動をしております。
一昨年の水戸芸術館「日常の喜び」、昨年から今年に掛けての滋賀ボーダレス・アートミュージアム「この世界とのつながりかた」で発表し現在でも評判の映像 作品「 Clockwise 」はデジタル時計の表示を模して分刻みでスタジオにある工具や文房具が様々な動きを見せる、それが現実の時刻に同軌した24時間尺ものアニメーションでし た。そこでは否応なしに人類に共通した単位であるはずの「1分」と言う時間の途方も無い連続が、色味や動き、音を交えて把握出来ないほどの膨大なバリエー ションで綴られた傑作でした。
今展の「タイムクエイク : TIMEQUAKE」で森田は、昨年のKABEGIWAでの個展「LOCAL EARTHQUAKE」に引き続き、地震とそれにまつわる事象を素材として扱います。災害と言う圧倒的なこの明日も想像出来ないほどに覆われた救い難い状 況から悲劇や破壊や喪失を取り除いていくと何が見えるのだろうか。その彼方に露になる単純にネガティブやポジティブでは分けられない、掃き溜めに咲いた花 の様な成果を丹念に紡いで行きます。
本展では24本の蛍光灯を天吊りにした立体作品を中心に、地震と言う現象そのものとその後をイベントとして捉え、インスタレーションを構成します。
森田浩彰の弊廊では2度目になる個展をぜひこの機会にご高覧下さい。
1973年 福井県生まれ、東京在住。
1998年 B ゼミスクーリングシステム修了、2002年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ大学院ファインアート修士課程修了。
主な個展に「タイム クエイク : Time Quake」(青山|目黒, 2011)、「From Something to Something Else」(青山|目黒,2016)、「End of Light」(See Saw gallery + hibit, 2019)。
グループ展では「日常の喜び」(水戸芸術館, 2008)、「この世界とのつながりかた」(ボーダレス・アートミュージアム NO-MA, 近江八幡市、2009)、「MOT アニュアル 2012 風が吹けば桶屋が儲かる」(東京都現代美術館, 2012)、「ジャンプ -アートにみる遊びの世界-」(十和田市現代美術館、青森,2015)、「引込線/放射線」(第 19 北斗ビル+旧所沢幼稚園, 2019)、「部屋と庭 隔たりの形式」(武蔵野美術大学美術館、2020)、「食と現代美術 Part9」(BankART Station、横浜、2023)などに参加。
また、国外でも「Mono No Aware: The Beauty of Things」(ロシア・エルミタージュ美術館, サンクト・ペテルスブルグ 2013)、「Triple Point of Matter」(Fondation d'art Fiminco, パリ, 2017)などがある。