津村陽子 Yoko Tsumura

9.13 – 10.4.2008

 

この度弊廊では新人作家、津村陽子展を開催致しますのでご案内を差上げます。

津村は1979年生まれ、現在、神戸で制作をしております。

津村の絵画では一見して風景の様な世界が広がっていますが、誰もそんな事は言ってません。

細部には観た事のない生物が這い、鳥が舞い、人体の様な形状の山が聳えるのですが、どれもそのものではないのです。

見ず知らずの人に出会い、その素性を知らずに会話が弾む様な、手掛かりの無いスリルがあります。

何よりも、水中や空の様な色使い、ストロークの思い切りの良さ、不安定な図をも大胆にモノにする構成力で描き切る技量が新鮮な絵です。

キャンバスが在って、色があって、線がある。観る度に異なる知覚を促す、そういう原始的で素朴な絵を観る楽しみがここにはあります。

東京ではVOCA展以来で、初めての個展となる津村陽子。全て新作で約15点を展示予定しております。

是非本展をご紹介並びにご高覧戴けます様、謹んでお願い申し上げます。

津村陽子作品ファイル :

ドローイング → http://picasaweb.google.com/aoyamameguro/YokoTsumuraWorks02

ペインティング → http://picasaweb.google.co.jp/aoyamameguro/YokoTsumuraWorks