五月女哲平 参加 : 花、あたらし / 12Flowersart space Kimura ASK?

31 May 2021 – 12 Jun 2021

 

 

会期: 2021年5月31日(月)~ 6月12日(土)※日曜休廊

 11:30~19:00 ※最終日17:00まで
※オープニングレセプションは開催致しません。
※ご来廊に際して新型コロナウイルス感染予防にご協力をお願い致します。


会場: art space Kimura ASK?
東京都中央区京橋3-6-5 木邑ビル2F
 TEL. 03-5524-0771 / ask@oak.ocn.ne.jp

アクセス : 東京メトロ銀座線「京橋駅」2番出口より徒歩1分
都営浅草線「宝町駅」4番出口より徒歩1分

詳細:http://asku.sakura.ne.jp/ask/2021/04/19/12flowers/

 

[ 企画について ]

 まさか2020年があんな一年になるとは、誰も予想できませんでした。
4月7日に政府から緊急事態宣言が発令され、5月6日までの29日間、私たちは不要な外出を禁じられ、お家で過ごす ことを強いられました。コロナ以前には隠れていた「不都合な真実」が剥き出しになった裸の現実を尻目にかけ、何 とか折り合いをつけながらも、私たちはこの新しい日常を過ごしていくしかありませんでした。

予定されていたプロジェクトがすべて止まってしまい、悶々とした時間の合間をぬって近所を散歩することが日課に なっていました。私の住んでいる処はすぐ近くに畑や林があって、野の花がたくさん咲いています。はたして、非常 時という特別な事態での感情のあらわれだったのでしょうか。春風になびく、色とりどりの花と向き合ったとき、 ふっと、かけがえのない歓喜が私の意識を掠めました。
日常の片隅で、ひっそりと力強く咲く花たちは、この事態のなかにあっても、笑みを浮かべ、しっかりと日常を生き ているように映りました。自然と人の営みのささいな流れのなかに、命と暮らしと、今を生きる新たな希望があるこ とを私に教えてくれているように思えました。

私は一年前の、このささやかな歓喜の体験を、ひとつの展覧会としてカタチにしてみたいと思いました。 コロナ禍の日常でさ迷う世界の不条理と倒錯の帰結が、何処にたどり着くのか私には判るはずもありません。ただ、 まさに時代精神のざわめきがあるとしたら、11人の美術家が描く30センチ四方に満たない小さな創造の庭に咲く、 さまざまな美しい花が在ることの意味を問うこともまた、私たちの生きている、現代の美術へとつながる新しい主題 となりえるのではと考えています。

仲世古佳伸 

[ 展覧会概要 ]

 本展は、コロナ禍がもたらした“もがき”のなかで、今改めてつくることの持続と、そして制作の「その先にあるもの」
への期待を、11名の美術家の描く、それぞれの「花」の表現を通して見出すことをテーマに企画されました。
作品サイズは、すべてS3号(27.3×27.3cm)に統一し、1作家2点、合計22点の平面作品と、本展キュレーター仲世
古佳伸の「花」の映像作品により構成します。

 

企画・キュレーター : 仲世古佳伸

企画協力 : art space Kimura ASK?

参加アーティスト : 青山悟 / 淺井裕介 / O JUN / 小笠原盛久 / 荻野夕奈 / 佐藤舞梨萌 / 五月女哲平 / 寺門孝之 / 長谷川繁 / 升谷真木子  / 森本太郎

協力 : ANOMALY / 青山|目黒 / 小山登美夫ギャラリー / サトコオオエ コンテンポラリー / 美術画廊ギャルリ・ムスタシュ / ミヅマアートギャラリー

 

 

 

 

 

五月女哲平:Teppei Soutome showcase(ロルバーン ショップ&ギャラリー,デルフォニックス 渋谷)

 

10 Nov – 7 Dec 2020

 

会期: 2020 年 11 月 10日(火)- 12 月 7 日(月)
営業時間:11:00-21:00 ※(最終日は15:00まで )
※新型コロナウイルス感染拡大による対応のため、営業時間については変更になる場合がございます。
予めご了承ください。

会場: 
デルフォニックス 渋谷
東京都渋谷区宇田川町15番1号 渋谷パルコ4F

 

ロルバーン ショップ&ギャラリー第9回企画 『Teppei Soutome showcase』
KIRINJIや折坂悠太のCD/レコードジャケットを手がけ、絵画を中心に立体、写真、映像などを織り交ぜた作品を発表してきた五月女哲平さんによる、「Teppei Soutome showcase」を開催。スモールエキシビジョンでは、ガラスケースという限られた空間の中で、文具や小物ほどのサイズの作品が心地よく、そして軽やかに配置されていく様を、展示を通してご覧いただけます。また、開催記念として、五月女哲平さんが描いた絵画を配したロルバーン ポケット付メモLを販売します。

Rollbahn Website

 

 

 

五月女 哲平 参加:数学 MATHEMATICS(tmh. & L’INTERIEUR、東京)

 

 

19 – 27 October 2019

 

 

会期:2019年10月19日-10月27日(月曜日定休)

会場:tmh. & L’INTERIEUR
   渋谷区恵比寿南2-9-8 Ochiai soenビル2B

時間:12:00-20:00(日曜12:00-19:00、最終日12:00-18:00)

オープニングレセプション:初日19日はお飲み物などご用意して皆さまのお越しをお待ちいたしております。

 

More info:  http://www.atelier-tmh.com/news-mathematics.html

___

 

出展者(あいうえお順):

 

角田陽太

勝井北斗 八木奈央 (mintdesigns)

五月女哲平

手塚敦嗣

古田智彦 (tmh.)

茂呂裕司 (茂 | 呂)

 

___


数学は美しいもの

数学は永遠なもの

数学はあらゆるもの

 

アーティスト・五月女哲平、並びに手塚敦嗣、古物商・茂呂裕司、プロダクトデザイナー・角田陽太、
“mintdesigns”・勝井北斗と八木奈央、そして”tmh.”・古田智彦の各人が作品や古美術を展示および販売いたします。

 

 

 

五月女 哲平 参加:リニューアル・オープン記念展 MOTコレクション 第二期 ただいま / はじめまして(東京都現代美術館)

 

 

20 July –  20 October 2019

 

 

開館時間:10:00〜18:00

休館日:月曜日(8月12日、9月16、23日、10月14日は開館)、8月13日、9月17、24日、10月15日

場所:東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4丁目1−1

観覧料:一般500円(400円)、大学・専門学校生400円(320円)、高校生・65歳以上250円(200円)、中学生以下無料

More info: https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/pleased-to-meet-you2/

 

出品作家:
今井俊介、荻野僚介、奥村雄樹、小林正人、さかぎしよしおう、末永史尚、鈴木昭男、五月女哲平、髙田安規子・政子、棚田康司、中園孔二、文谷有佳里、松本陽子、南川史門、宮島達男、毛利悠子、保田春彦、サイモン・フジワラ、サレ・フセイン、ヂョン・ヨンドゥ、ロイ・リキテンスタイン、マーク・マンダース、ソピアップ・ピッチ、アルナルド・ポモドーロ ほか

*屋外彫刻
オノ・ヨーコ、鈴木昭男、髙田安規子・政子、アンソニー・カロ、リチャード・ディーコン、マルタ・パン

 

開催概要:
東京都現代美術館では、現在、約5400点の作品を収蔵しています。その範囲は、戦後美術を中心に、近代から現代に至る幅広いジャンルに及んでいます。こうした収蔵作品を紹介する「MOTコレクション」展では、同じ作品であっても新たな視点から鑑賞できるよう、会期ごとに様々な切口を設けて作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力の発信に努めています。
今期は、休館中に収蔵された作品およそ400点の中から主に2010年代に制作された作品をご紹介した「MOTコレクション ただいま/はじめまして」を一部展示替えし、新たに3作家を加えて構成します。修復を終えた「ただいま」の作品とともに、フレッシュな「はじめまして」の出会いをお楽しみください。

 

 

 

五月女 哲平 参加:熱帯夜(車屋美術館 小川家住宅内、栃木)

 

 

熱帯夜

Hikari Ono, Teppei Soutome

 

13 July –  8 Sep 2019

 

 

Organized by : XYZcollective , Teppei  Soutome

Cooperation : AOYAMA|MEGURO 

Opning Reception 2019,07,13(Sat) 12:00 – 14:00 

2019,07,13(Sat) – 09,08(Sun)     9:00 – 17:00 

会場:車屋美術館 小川家住宅内

329-0214栃木県小山市乙女3-10-34  最寄駅間々田駅から徒歩約4分

 月曜休館(7/158/12は開館)、他に7/16268/1323が休館となります。

More info: http://xyzcollective.org/current.html

 

 

同日開催別会場

夜行性

COBRA, Yosuke Bandai

 

13 July –  4 Aug 2019

 

 

Organized by :  Soutome Teppei 

Opning Reception 2019,07,13(Sat) 12:00 – 15:00

2019,07,13(Sat) – 08,04(Sun)     11:00 -18:00 

会場:栄子の店 2

323-0022 栃木県小山市駅東通り2-20-13-2F  ※小山駅より徒歩5分

 水曜休館

 

Teppei Soutone《熱帯夜》acrylic on wood, 9cm x 12.3cm, 2019

 

 

五月女 哲平 参加:リニューアル・オープン記念展 MOTコレクション ただいま / はじめまして(東京都現代美術館)

 

 

29 March –  16 June 2019

 

 

開館時間:10:00〜18:00

休館日:月曜日、5/7(2019/4/29、5/6は開館)

場所:東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4丁目1−1

観覧料:一般500円(400円)、大学・専門学校生400円(320円)、高校生・65歳以上250円(200円)、中学生以下無料

More info: https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/2019/pleased-to-meet-you/

 

出品作家(予定):
今井俊介、荻野僚介、奥村雄樹、オノ・ヨーコ、さかぎしよしおう、末永史尚、鈴木昭男、関根直子、五月女哲平、髙田安規子・政子、棚田康司、手塚愛子、寺内曜子、中園孔二、Nadegata Instant Party (中崎透+山城大督+野田智子)、文谷有佳里、南川史門、宮島達男、アンソニー・カロ、リチャード・ディーコン、サイモン・フジワラ、サレ・フセイン、ヂョン・ヨンドゥ、ロイ・リキテンスタイン、マーク・マンダース、マルタ・パン、ソピアップ・ピッチ、アルナルド・ポモドーロほか

 

開催概要:
東京都現代美術館では、現在、約5400点の作品を収蔵しています。その範囲は、戦後美術を中心に、近代から現代に至る幅広いジャンルに及んでいます。こうした収蔵作品を紹介する「MOTコレクション」展では、会期ごとに様々な切口を設け、同じ作品であっても常に新たな視点から鑑賞できるよう工夫しており、現代美術の持つ多様な魅力の発信に努めています。
当館では、この3年弱に及ぶ休館中に、約400点の作品が新たに収蔵されました。そこで、リニューアル・オープンを記念した今年度のコレクション展では、新収蔵作品を中心に紹介します。その第一弾では、主に2010年代に制作された作品群に焦点を当てながら、修復後の作品のお披露目なども加え、これまで「MOTコレクション」をご覧いただいた方も、今回初めてご覧になる方も、リニューアルした展示室で作品それぞれの魅力に触れていただければ幸いです。

 

 

 

五月女 哲平 参加:現代地方譚6「そこに生き、そこに在る。」(すさきまちかどギャラリー・旧三浦邸、高知県)

 

 

AIR アーティスト・イン・レジデンス須崎 
[レジデントによる作品展]

会期| 2019年1月19日(土) – 2月17日(日)

会場|すさきまちかどギャラリー、旧三浦邸

〒785-0004 高知県須崎市青木町1−16

会期|2019年1月19日(土) – 2月17日(日)

月曜日は休館 ※2月12日(月)は開館、翌13日(火)休館

時間|10:00 – 17:00

料金|無料

参加アーティスト|五月女哲平、高山陽介、モンデンエミコ

主催|すさき芸術のまちづくり実行委員会、すさきまちかどギャラリー、須崎市

More info| http://machikado-gallery.com/

 

2014年から続く「現代地方譚」は県外美術作家によるアーティスト・イン・レジデンスと成果発表展示を核とし、演劇公演、短編映画上映等で構成されるジャンルを跨いだアートプログラムです。第6回となる今期のテーマは「そこに生き、そこに在る。」とし、豊かな自然の恵みにあふれる日常と隣り合わせの切迫したカタストロフィへの不安を対照し、これからもこの場所に在り続けるための“歴史と今”を考えます。

文化(culture)の語源が示すように、私たちは土地を耕す事(cultivate)で暮らしを開き、精神を豊かにして来ました。文化的な生活とは本来、自然に寄り添った営みであったのではないでしょうか

自然と文化とはしばしば対立項として扱われます。今日、情報網の発達によって世界が接続され、グローバルな価値観が広まることで、私たちの生活と身近にあった自然との乖離はさらに進んでいるようです。

自然と対峙し、克服する事で作り上げた社会は今、様々な問題を呈しています。自然の大きな反動を目前に控え、もう一度足下の土を耕す事を始めたい。この土地の自然に寄り添った暮らしの“術”=アートを探りたい…。

須崎市は豊かな海の恵みをはじめ、自然の魅力に溢れた町です。近年は、地域の若い世代が中心となった
地域振興の取り組みが町に活力を生んでいます。また行政による子育てしやすい環境づくりのサポートも改善され、官民それぞれに次世代を見据えた町づくりが進められています。

しかしその一方、地勢的にいつ起こるかもしれない災害への不安も日常に伴います。過去に津波を経験した世代は高齢化し、被害の伝承が困難になりつつあり、実生活の中で災害について話題を持つことは少なくなっています。また、テクノロジーに頼った便利な生活に慣れた私たちは被災時にどう立ち回れるのでしょうか。

私たちは子育て世代と共にアート活動と連動したプログラムを通じ効果的に防災を考える機会を持ち、災害へ備える意識を更新し、この町の豊かな自然と共に「生存」する力を培いたいと思います。

2018年秋-冬にかけて美術、演劇の分野の各アーティスト達が須崎を訪れ、リサーチと聞き取りを行いました。本展では須崎での交流を通じて生まれた作品が展示、上演されます。
プログラム

 

●AIR アーティスト・イン・レジデンス須崎 
[レジデントによる作品展 そこに生き、そこに在る。]  2019年1月19日(土)~2月17日(日)
五月女哲平、高山陽介、モンデンエミコ
会場:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸
時間:10:00-17:00
料金:無料
月曜日は休館 ※2月12日(月)は開館、翌13日(火)休館

●演劇 
[須崎のまちの物語Ⅱ]  2019年2月2日(土)・3日(日)
脚本:谷相裕一、サカシタナヲミ、西本一弥 
総合演出:領木隆行 監修:内藤裕敬(南河内万歳一座)プロデューサー:吉田剛冶
会場:須崎市立市民文化会館大ホール
時間:13:30開場 14:00開演
チケット:全席自由 前売1,000円、当日1,500円
前売り券販売所:須崎市立市民文化会館(0889-43-2911) すさきまちかどギャラリー(050-8803-8668)

脚本家が市民の人生を丁寧に取材し、オリジナル脚本を作り上げます。公演は公募により集った参加者とともに、
リーディング作品として発表します。

●映画
[すいっち]  2019年1月19日(土)~2月17日(日)
監督:甫木元空
会場:錦湯
時間:10:00-17:00
料金:無料
月曜日は休館 ※2月12日(月)は開館、翌13日(火)休館

須崎市立新荘小学校で行った映画のワークショップを起点として、児童たちと「遊んだ」感覚を頼りに、須崎を舞台にした短編映画を制作します。かつて須崎の人々に親しまれた銭湯「錦湯」で上映します。
2019年1月19日(土)オープニング会場にて生演奏上映封切。

●資料展示
[須崎における寺田寅彦]  2019年19日(土)~2月17日(日)
構成:甲斐友太(須崎市地域おこし協力隊)
会場:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸
時間:10:00-17:00
料金:無料
月曜日は休館 ※2月12日(月)は開館、翌13日(火)休館

「天災は忘れたるころやってくる」という言葉を残した物理学者・寺田寅彦は明治34年から翌年4月まで療養のため須崎に滞在しています。須崎でどのように過ごし、どんな交流があったのか、様々な資料から読み解きます。

関連プログラム
[オープニングレセプション]  2019年1月19日(土)
会場:須崎駅前しんじょう君の倉庫
時間:17:00開場
料金:キャッシュ・オン制

AIR作家も主席してのレセプションです。甫木元空監督の映画「すいっち」も生演奏で上映封切します。

[防災植物ワークショップ]  2019年2月3日(日)
集合:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸
時間:10:00-12:00
料金:1000円

自生する食べられる野菜を知って、美味しく食べる方法を身につけるワークショップです。まちかどギャラリーから城山までのルートで見つけた野草を調理して試食します。

[須崎銘品館6] 
・物販  会期中の木・金・土・日
会場:Cona-Café 暮らしのねっこ内
時間:10:00-17:00

須崎市内外から厳選した物産品のほか、高知生まれの防災食品や防災グッズなども販売します。

・飲食  会期中の土・日・祝
会場:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸
土・日・祝日限定で高知県内の人気の飲食6店によるカフェ営業があります。
営業時間は出店者により異なります。

北村和也展 [唯 の 柿 の 木]   2019年19日(土)~2月17日(日)
会場:Art nest YOMO チェルベロコーヒー内
火・水曜 休廊

前回の現代地方譚5では県内作家としてグループ展示に参加。近作では、とある一本の柿の木をモチーフに展開している北村和也による個展を開催します。

アーティスト・イン・レジデンス須崎について
 アーティスト・イン・レジデンス(AIR)とは、芸術家が須崎市に一定期間滞在し、住民との交流、地域資源の活用に取り組みながら作品制作を行い、その成果を展示・発表するアートプロジェクトです。今日的な芸術表現を、作品の生まれる現場に立ち会ったり、作家との交流を通じて理解し、楽しみながら地域課題の解決の糸口を探ります。
 須崎市の旧中心市街地はかつて商業の集積地として賑わいを見せていましたが、少子化高齢化が進み、
消費・流通の構造が変化する中でシャッターを下ろす店が増え、現在は人通りもまばらな商店街になってしまいました。私たちは地域再生の手段として、以前の商業的な賑わいによる復興を目指すだけではなく、文化的な豊かさを育むことで地域に新しい価値を生み、素通りされない街にしていきたいと考えています。AIR須崎はそうした試みの1つとして2014年に始まりました。
 これまで、延べ30名以上のアーティストがこの地域に滞在し、地域住民との交流を深めてきました。アーティストの滞在拠点や展示会場として、街に点在する空建物を活用することで、展示を観るために街を回遊する人の流れも生まれ、活用した物件に入居が決まる事例も出ています。アーティストのユニークな活動を目の当たりにすることで街に活気が生まれ始めています。

 

 

 

田中 功起 参加:リニューアル・オープン記念展  企画展 百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-(東京都現代美術館)

 

 

29 March –  16 June 2019

 

 

開館時間:10:00〜18:00

休館日:月曜日、5/7(2019/4/29、5/6は開館)

場所:東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4丁目1−1

一般1,300円(1,040円)、大学・専門学校生・65歳以上900円(720円)、中高生600円(480円)、小学生以下
無料

More info: https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/2019/weavers-of-worlds/

 

出品作家(予定):
靉嘔、会田誠、靉光、秋山祐徳太子、朝倉摂、阿部展也、有島生馬、池田龍雄、石井柏亭、石田尚志、泉太郎、磯辺行久、伊藤存、梅沢和木、梅津庸一、梅原龍三郎、漆原英子、瑛九、大岩オスカール、大竹伸朗、大野俶嵩、岡﨑乾二郎、岡本太郎、小倉遊亀、小沢剛、落合多武、オノ・ヨーコ、オノサトトシノブ、恩地孝四郎、風間サチコ、柏原えつとむ、桂ゆき、加藤泉、加藤太郎、金山明、金氏徹平、鹿子木孟郎、川俣正、河原温、神原泰、岸田劉生、北川民次、北代省三、木村荘八、工藤哲巳、国吉康雄、小泉明郎、河野通勢、小林正人、駒井哲郎、斎藤義重、斎藤与里、篠原有司男、清水登之、白髪一雄、白川昌生、末永史尚、菅木志雄、杉戸洋、杉全直、杉本博司、住谷磐根、諏訪直樹、清宮彬、髙柳恵里、多田美波、辰野登恵子、田中敦子、田中功起、田中千鶴子、千葉正也、椿貞雄、鶴岡政男、手塚愛子、寺田政明、照屋勇賢、東郷青児、堂本尚郎、冨井大裕、豊嶋康子、中澤弘光、中西夏之、中野淳、中ハシ克シゲ、中原實、中村一美、中村宏、奈良美智、名和晃平、野田哲也、浜田知明、深沢索一、福沢一郎、福島秀子、福田美蘭、藤田嗣治、藤牧義夫、舟越桂、ホンマタカシ、前田藤四郎、牧野虎雄、松江泰治、松本竣介、丸山直文、三木富雄、三島喜美代、南川史門、村上隆、村山知義、毛利悠子、元永定正、森千裕、森村泰昌、八木良太、柳幸典、柳瀬正夢、ヤノベケンジ、矢部友衛、山口勝弘、指差し作業員、横尾忠則、横堀角次郎、田博、吉原治良、Chim↑Pom、O JUNほか

 

開催概要:
本展は、1910年代から現在までの百年にわたる日本の美術について、編集的な視点で新旧の表現を捉えて独自の創作を展開した編み手である作家たちの実践として、当館のコレクションを核に再考するものです。
岸田劉生が活躍した大正時代から現在まで、それぞれの時代の「編み手たち」は、その時々の課題と向き合い、「日本の美術のありよう」をめぐって批評的に制作してきました。
本展で試みる日本の近現代美術をめぐる語りは、揺るがぬ史観に基づくものというより、さまざまな要素の選択的な「編集」を通して主体を揺るがせつつ制作を行う作家たちの活動に着目し、その背景を探っていくものです。さらに、時代とともに変化してきた、当館が位置する木場という地域をめぐる創造も紹介します。
日本の近現代美術史のなかに点在する重要な作品群を、当館の3フロアの展示室全体を使って総覧することで、百年にわたる歴史の一側面があきらかになるでしょう。

 

 

五月女 哲平 参加:CSP5 志向と選択 – Creative Spiral Project vol.5 -(東京造形大学附属美術館)

 

 

13 Sep – 9 Oct 2018

 

 

会期:2018年9月13日(木) – 10月9日(火)
場所:東京造形大学付属美術館
休館日:日曜・祝日・9月20日・9月26日   
    ※9月17日(月・祝)、9月24日(月・祝)は開館
開館時間:10:00 – 16:30(入館は16:00まで)
入館無料

CSPオフィシャルサイト:
https://www.zokei.ac.jp/csp/
https://www.zokei.ac.jp/news/2018/8334/

■関連イベント
:事前申込不要・参加費無料

・シンポジウム
 日時:2018年9月15日(土)17:00~19:00
 会場:東京造形大学12号館201教室
 パネリスト:鈴木のぞみ、五月女哲平、髙田安規子・政子、樋口明宏
 モデレーター:森啓輔(ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)
 
・レセプションパーティー
 日時:2018年9月15日(土)19:00~20:00
 会場:東京造形大学10号館1階

 

参加作家:
鈴木のぞみ

五月女哲平
髙田安規子・政子
樋口明宏

 

本展企画:CSP実行委員 保井智貴(東京造形大学教授)

主催:東京造形大学附属美術館
   東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域・彫刻専攻領域 
   CSP実行委員会/高橋淑人(東京造形大学教授)・宮崎勇次郎(東京造形大学助教)

協力:青山目黒
   MA2 Gallery 
   MIKIKO SATO GALLERY 
   rin art association
   末永史尚(東京造形大学非常勤講師)
   下山健太郎(東京造形大学絵画専攻助手)
   土屋祐二(東京造形大学彫刻専攻助手)

 

 

「志向と選択」

CSP(Creative Spiral Project)は、東京造形大学美術学科教員が主体となり、東京造形大学卒業の芸術家の発表支援と活動記録の蓄積を通じて、新たな芸術表現の育成と社会還元を行うことを目的としたプロジェクトです。2013年から始まったCSPの第5回展は「CSP5 志向と選択」です。

現代社会は多くのモノやコトに埋もれています。さらに近年、インターネットやスマートフォンの普及によって伝達手段や接触回数が増えたことで、より多くの情報が瞬時に流れるようになり、個と社会の関係やコミュニティにも影響を与えるようになってきました。世界中で同時多発的に発生している多くのデジタル化された情報は、加工と反復を繰り返し、質と量を変えながら社会を流動しています。このような遠隔的で実体感のない情報を、人はどれだけリアリティを持って受容しているのでしょうか。不確かな情報が目の前に押し寄せている現在においては、われわれにとって「選択する」ことがカギとなっているように思います。そして選ぶためには、「志向」つまり精神が物事を目指す根源が重要になってくるのだと考えます。

今回参加する鈴木のぞみ、五月女哲平、髙田安規子・政子、樋口明宏らの作品からは、この情報過多の社会の中で多くの事象や事物と共存した強固なリアリティが感じ取れます。彼らの作品に内存する「絵画」や「彫刻」は、作家が思考を表すための手段の一つではなく、彼らの個としての価値観、環境、経験、記憶が幾重にも重なり、複雑に絡み合った思考の奥底にある表現媒体の中核から発生するものなのだと考えます。その中核を抽出し、現代社会の中で彼らの「選択する」ための揺らぎのない「志向」のありかたに触れることで、作家としてのリアリティを確認できるのではないでしょうか。本企画において、作家それぞれの日常と変化する社会の境界で、救心と拡張の反復から得た感覚を「志向」と「選択」という視点から考えます。社会との対話の痕跡とも言える作品から、彼らの見えない意思の全容に接近したいと思います。

CSP実行委員会 保井智貴

 

 

 

7 Apr – 2 Jun 2018

 

アーティストトーク: 4月7日(土) 18:00 – 19:00
オープニングパーティー:4月7日(土) 19:00 –

 

αMプロジェクト2018
絵と、 Painting and …

キュレーター:蔵屋美香(東京国立近代美術館 企画課長)

会期1: 2018年4月7日(土)-6月2日(土): 五月女哲平
会期2: 2018年6月16日(土)-8月10日(金): 藤城嘘
会期3: 2018年9月1日(土)-10月27日(土): 村瀬恭子
会期4: 2018年11月10日(土)- 2019年1月12日(土)(冬期休廊12/23~1/7): 千葉正也
会期5: 2019年1月26日(土)-3月23日(土): 中村一美

会場: gallery αM ギャラリーアルファエム

〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F
tel: 03-5829-9109  fax: 03-5829-9166
日・月・祝休 11:00~19:00
http://gallery-alpham.com

 


「逃げも隠れもせず隠す:五月女哲平の作品について 」 蔵屋美香
http://gallery-alpham.com/exhibition/2018_1/


美術手帖に、美術批評・理論の菅原伸也さんによる批評文が掲載されました。
「絵、層なの? 」 菅原伸也 評
https://bijutsutecho.com/insight/14325/


 
 

「絵と、 」 蔵屋美香

今年の連続企画は絵画を取り上げます。これはギャラリーを運営する武蔵野美術大学からのリクエストです。お受けするかどうか迷いました。絵画はとても好きですが、わたし自身は近ごろ絵画をどう考えてよいのかわからなくなっているからです。個々の作品や作家によいなと思うものはあっても、ムーヴメントの盛り上がりやメディウムとしての新しい可能性を感じることは、特に日本国内について難しくなったと思っています。

こうした気分はわたしの場合、はっきりと3.11以後に強くなったものです。震災から7年が経ちましたが、この間社会では、異なる意見の排除や経済格差の拡大が無視できないものとなり、政権や国際関係のありようも大きく変化しました。

いま仮に、これらのアフターマス(余波)も含めてカッコ付きの〈震災〉と呼んでみることにします。この〈震災〉に呼応して、日本の美術界では社会に対して率直に発言する作品が目立つようになりました。その際、写真や映像、プロジェクト型の作品などは、メディウムがもともと持つ現実へのコミットの度合いの高さから、かなり率直な反応を示してきたように思います。しかし絵画は、絵具やキャンバスという物質のレベルはさておき、原理的には現実との関わりを持たずに色や形を組み立てることができます。もちろん政治的主題を直截的に描くこともできますが、関東大震災後の1920-40年代、戦後の1950-60年代にも試みられたこのやり方は、しばしば物事を単純化し、プロパガンダ化する危険を伴います。

絵画が現実に関わるよりよい方法とは。

あまりにベタな問いですが、この疑問を明るみに出し、真正面から扱わない限り、わたしのもやもやは晴れそうもありません。ついでに、「絵画」という一種の業界用語を使うと、結局問題が美術の枠内に収まってしまいそうなので、タイトルはあえて「絵」という言葉を使いました。

今回選んだペインターは、いずれも「絵と」現実を絵画ならではの方法で切り結ぼうとしています。「絵と」社会的出来事、「絵と」 記号、「絵と」感覚など、「絵と、」の後に入る要素はさまざまです。この企画がわたしの、そして同じような疑問を抱えた人たちの、もやもやをはらす力強いきっかけになればと願っています。