Satoshi Hashimoto
Sculpture of Giacometti and Black Knife, 2018
size: 37.7 x 45.5 cm

 

Material Art Fair 2020

 

7 – 9 Feb 2020

 

booth # B17

 

 

Venue:
Fronton Mexico 
De la Republica 17
Col. Tabacalera, Del. Cuauhtemoc
CDMX, CP 06030

 

Opening Hours:
Thursday, Feb. 6th, 2020
Invited (Invited Guests only)
Private view, 12–3pm
Vernissage, 3–8pm

Friday, Feb. 7th
Grand Opening, 12–8pm

Saturday, Feb. 8th
12–8pm

Sunday, Feb. 9th
12–7pm

 

More info: https://material-fair.com/

 

 

青山目黒はMaterial Art Fair 2020に参加いたします。

 

Artists:

橋本 聡 Satoshi Hashimoto, 1977, JP
羽永 光利 Mitsutoshi Hanaga, 1933-1999, JP

 

Mitsutoshi Hanaga Estate Print 2020
Akasegawa Genpei near his residence in Tokyo, 1967 (?)
 
Edition: 10
Paper size: 27.8×35.7 cm, image size: 22.2 x 33.5 cm

 

 

 

 

森田浩彰・橋本 聡 参加:引込線/放射線(第19北斗ビルほか、埼玉県)

 

 

8 Sep 2019 – 31 Mar 2020

 

 

会場:第19北斗ビル
(埼玉県所沢市久米 久米603-8 第19北斗ビル) 
開催期間:2019年9月8日(日)- 10月14日(月・祝日)火・水・木・休み
開催時間:金・土 12:00 – 20:00、日・月 12:00 – 18:00
入場:無料

 

サテライト会場(詳細は 引込線/放射線のウェブサイトをご確認ください)
会期:2019年9月8日 (日) – 2020年3月31日 (火)

 

More info: https://hikikomisen-hoshasen.com/index.html

 

主催:引込線2019実行委員会
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団
   武蔵野美術大学
   公益財団法人 野村財団
   公益財団法人  朝日新聞文化財団
協賛:株式会社協同商事 コエドブルワリー
特別協力:北斗アセットマネジメント株式会社
後援:所沢市、所沢市教育委員会

 

〈引込線/放射線〉参加者(引込線2019実行委員)
阿部真弓 | Mayumi ABE
粟田大輔 | Daisuke AWATA
うしお | Usio
うらあやか | Ayaka URA(実行副委員長)
大久保あり | Ari OOKUBO(実行委員長)
大塚 聡 | Satoshi OTSUKA
岡本大河 | Taiga OKAMOTO
荻野僚介 | Ryosuke OGINO
奥 誠之 | Masayuki OKU
勝俣 涼 | Ryo KATSUMATA
川村元紀 | Motonori KAWAMURA
小林耕二郎 | Kojiro KOBAYASHI
小山友也 | Yuya KOYAMA
阪中隆文 | Takafumi SAKANAKA
関真奈美 | Manami SEKI
戸田祥子 | Shoko TODA
高嶋晋一 | Shinichi TAKASHIMA
東間 嶺 | Ray THOMA
寺内曜子 | Yoko TERAUCHI
冨井大裕 | Motohiro TOMII
中川 周 | Shu NAKAGAWA
中島水緒 | Mio NAKAJIMA
二藤建人 | Kento NITO
野本直輝 | Naoki NOMOTO
橋場佑太郎 | Yutaro HASHIBA
橋本 聡 | Satoshi HASHIMOTO
藤井 匡 | Tadasu FUJII
前野智彦 | Tomohiko MAENO
眞島竜男 | Tatsuo MAJIMA
松井勝正 | Katsumasa MATSUI
水谷 一 | Hajime MIZUTANI
宮川知宙 | Tomohiro MIYAGAWA
村田峰紀 | Mineki MURATA
森大志郎 | Daishiro MORI
森田浩彰 | Hiroaki MORITA

 

〈引込線/放射線〉は、第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園、書籍、サテライト、ウェブサイトという5つの〈場〉を舞台に、アーティストや執筆者、ボランティアなどの協力者、そして鑑賞者が集い、交流することによって形づくられていくプロジェクトです。集いは〈場〉ごとに大きさや形を変え、また役割を入れ替えながら、2020年3月末までの約7ヶ月間を過ごします。
 「引込線」は2008年のプレ展覧会・書籍刊行にはじまり、2009年開催の第1回から隔年で継続的に催され、今年が7回目の開催となります。当初から掲げられた「自主的な協働」、「統一テーマを持たないこと」、「緩やかな集い」という基本姿勢を受けつぎつつこれを問い直し、今回は名称を〈引込線/放射線〉に変え、さらなる深化と拡張を目指します。
 東日本大震災から8年が過ぎた今も、「放射線」という語は否応なく、福島第一原子力発電所事故による放射性物質汚染という社会問題を喚起させます。しかし、この「放射線」という語は「引込線」に加えられることで、造形行為が孕む「引き込む/放射する」「引き込まれる/放射される」という対比的な運動についての、私たちの関心を明らかにするものともなります。新たに「放射線」を伴うことで、「引込線」はさらに徹底して「社会/造形」という二つの課題を同時に考え、実践する〈引込線/放射線〉へと展開してゆきます。

 

 

10 May – 7 July 2018

 


Vernissage: 10 May, 20:00

”Look for: on the Street”: 10 May, 20:00

“Break the Pedestal”: 22 May, 20:00
“Watching Movies with Ropes”: 22 May, 21:00

http://www.hans-fritz.com/night-time-darkness/

 

バルセロナ滞在を経、「Night − Time = Darkness(夜 − 時 = 闇)」がバルセロナのHans & Fritz Contemporaryにて開催されます。「石」をパレスチナやアラブの春をはじめ世界各地でおこなわれてきた「投石」に参照づけることを皮切りに、またパレスチナやアラブの春を「石」に参照づけることを皮切りに、本展は展開されています。50年前の5月危機(パリ)や目下のカタルーニャ独立運動なども遠からず、近からず。

夜 - 時 = 闇
   夜 = 闇 + 時

オープニングでのイベントのほか5月22日にもイベントを開催します。会期は7月7日までの2ヶ月ありますので、機会ありましたらぜひお越しください。(ほかバルセロナ大学などでのイベントも予定しています)


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HANS & FRITZ CONTEMPORARY にて、アーティスト橋本聡の個展『NIGHT-TIME = DARKNESS』を開催致します。橋本はパフォーマンス、インストラクション、イベントなどと言った様々な在り方によって、観賞者の在り方を問う、日本で最も驚くべきアーティストのひとりです。

美術鑑賞の経験の中で、私たちはアーティスト/作品/観賞者という構造の一部としてアートを「観る人」という慣習に捕われてきました。一般的には、作品を客観的に正しく解釈し受けとめようとするため、アートギャラリーに個人的な感情や問題、振舞いを持ち込むことはできません。橋本は 不安定さや不確定性、プレッシャーなど様々な観賞者への「負荷」を探求し、この構造を解体します。

展覧会において観賞者に影響を及ぼすものは、作品やその会場だけでなく、観賞者自体が大きな存在としてあります。観賞者はその場において透明な存在ではありません。時に観賞者はその場に展示されている作品以上に生々しく、動きに富み、不確定に何かを起こしうる存在です。会場は作品ではなく観賞者を設置するためにあり、作品は観賞者のパフォーマンスを生むための装置としてあると言ってもよいかもしれません。アート及び社会の構造から抜け出す方法として提供される、橋本の時に不合理なインストラクションや行為は、あらゆる境界を超越し私たちの存在の根源を問うことでしょう。

夜 – 時 = 闇

 

 

 

アート・ユーザー・カンファレンス
《未来芸術家列伝Ⅳ:オーダーと第Ⅰ次世界大戦》

 

12.27, 2017 – 1.2, 2018

 

2017年12月27日(水)- 2018年1月2日(火)12:00 – 21:00
(12月31日12:00から1月1日21:00までは終日オープン)

 

展示会場にて下記のプログラムによるカンファレンスを開催します。 
*カンファレンス中は展示の一部が休止になります 
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12月27日(水)19:00 – 
オープニングレセプション

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12月28日(木)18:30 – 21:00 参加費:700円 
トークイベント《レディメイド/裏返された未来》

『マルセル・デュシャンとチェス』(2017, 平凡社)の著者、中尾拓哉氏を招いてのトークイベントを開催します。
レディメイドは、あらゆるものは既に生まれていて未来も既に完成していることを示している。その一方で、それは、あらゆるものの意味は変化していて過去も未だ完成していないことを示している。マルセル・デュシャンのレディ・メイドが提示するこうした時間概念を手がかりに、「未来」と「時間」についてディスカッションを行います。 

出演:中尾拓哉、橋本聡、松井勝正 

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12月31日(日)20:30 – 翌朝  
共通参加費:700円 ※途中参加・退出自由 

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ワークショップ《名前をつけかえす》 20:30 – 22:00 

未来では、今の自分の肉体を構成する物質はすべて、代謝によってトイレに流されているだろう。しかし名前は変わらず残り続け、墓碑に刻まれる。そういう意味では、人のアイデンティティは名前にこそあるとも言える。名付けられることによって私たちは社会と言語のシステムに組み込まれる。そして私たちは、親から呼ばれた名前を運命として引き受ける。自分の作者が親であるという事実は逃れられない運命のように思う。しかし、私たちはあらゆるものを自由に呼ぶことができる。マルセル・デュシャンは1919年、レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナリザ』に髭を付け『L.H.O.O.Q.』と名付け、その後、何も手を加えていない『モナリザ』に『髭を剃られたL.H.O.O.Q.』と名付けた。第一次世界大戦は第二次世界大戦の原因となったが、第二次世界大戦が「第一次世界大戦」という名前の原因となった。 
自分の名前をつけた人に対して名前をつけ返すワークショップを行ないます。(終了時に軽食などが当たるくじ引き《Hat Luck》に参加頂けます) 

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シンポジウム《12月32日》 22:00 – 26:00 

1月1日午前1時は、12月31日25時でもあり、12月32日午前1時でもあるかもしれません。延ばされた 31日、延ばされた2017年。年の区切りをまたぎ、あるいは年を引き延ばし、「未来」や「時間」をテーマとした出演者それぞれの発表とディスカッションを行ないます。(休憩時に軽食などが当たるくじ引き《Hat Luck》に参加頂けます) 

出演:高嶋晋一、土方浦歌、橋本聡、松井勝正 ほか(随時更新) 

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《未定》 26:00 – 朝 

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詳細はこちらをご確認ください
https://anartuser.tumblr.com

 

 

この度、当ギャラリー作家の橋本聡もメンバーのアート・ユーザー・カンファレンスによる《未来芸術家列伝Ⅳ:オーダーと第Ⅰ次世界大戦》を開催します。

アート・ユーザー・カンファレンスは既存の作者、観賞者、批評家、キュレーターなどとは異なる「ユーザー」という立場から、既存のアートの在り方や概念を問う活動を展開しています。アート・ユーザー・カンファレンスの『ロバート・スミッソンなしのロバート・スミッソン』では、アース・ワークの先駆者、故ロバート・スミッソンを架空の「作者」として使用し、巨大なアースワーク(風の沢ミュージアム, 宮城)を実現させて話題となりました。

本展ではマルセル・デュシャンの「レディメイド」が、実はタイムカプセルであったことが明かされ、未来の作品として完成させられます。それは、デュシャンの神話化やバブル化した解釈のゲームに加担する行為ではなく、むしろ、そのバブルを剥ぎ、身の丈にあった衣服を仕立て、完成(終わり)へ至らせる行為であります。そこから反転し現れる「第一次世界大戦」と共にレディメイドならぬオーダーメイドの転回が展示されます。

「2007年より予告されてきた『未来芸術家列伝Ⅳ』は予告通り2017年に開催されるはずだ。しかしそれはもっと以前から予言されていたとも言える。ちょうど100年前に起こった2つの事件、帝政ロシアを終わらせ、初の社会主義国を建国した「ロシア革命」と、近代美術を終わらせ、現代美術を打ち立てたマルセル・デュシャンらの《泉》(「リチャード・マット事件」)によって未来は既に定められていた。2017年は、現代美術が終わり、未来芸術家列伝が始まる年となる。」

短い会期となりますので、お見逃しないよう、是非この機会にお越しください。

 

 

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京


An Art User Conference(「未来芸術家列伝Ⅳ」):

松井勝正、土方浦歌、橋本聡、知念藍(No Collective)、高嶋晋一、ユーザーの声 ほか

 

An Art User Conference

2014年設立。主な活動として『未来芸術家列伝』、『Robert Smithson without Robert Smithson 』などがある。

「アート・ユーザー・カンファレンスは、「芸術なしの芸術」、つまり既存の芸術という制度の外で生じる芸術を探求します。アーティスト、観客、批評家、キュレーター、コレクター、美術館などが各々の役を演じ分け、「芸術」という物語を支えています。物象化された作品、「創造性」という神話、「公共性」という幻想がその舞台装置を作り上げます。アート・ユーザーはそうした芸術の物語には参加しません。アート・ユーザーは芸術を「使用」します。使用は、物象化された作品を解体し、創造の神話をレディ・メイドの時間に墜落させ、公共性という幻想を消耗させることでしょう。使用の目的は芸術を使い切ることにあります。使い切ることは芸術を倹約しながら死に向かわせます。」

 

 

アート・ユーザー・カンファレンス:未来芸術家列伝Ⅳ:宇宙と貨幣 (S.Y.P Art Space)

10.26 – 11.5, 2017

 

会期:2017年10月26日(木) – 11月5日(日)12:00 – 20:00
初日10月26日は16:00 – 20:00、最終日11月5日は12:00 – 19:00

場所:S.Y.P Art Space
東京都新宿区住吉町10-10
都営新宿線 曙橋駅A2出口から徒歩3分
http://arttokyo.sub.jp/map/

主催:An Art User Conference

協力:S.Y.P Art Space、青山目黒

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京

An Art User Conference(「未来芸術家列伝Ⅳ」):

松井勝正、橋本聡、知念藍(No Collective)、高嶋晋一、ユーザーの声 ほか

https://anartuser.tumblr.com

 

More info: http://arttokyo.sub.jp/exhibition/an-art-user-conference/

 

この度、S.Y.P Art Space ではアート・ユーザー・カンファレンスによる《未来芸術家列伝Ⅳ:宇宙と貨幣》を開催します。アート・ユーザー・カンファレンスは既存の作者、観賞者、批評家、キュレーターなどとは異なる「ユーザー」という立場から、既存のアートの在り方や概念を問う活動を展開しています。『ロバート・スミッソンなしのロバート・スミッソン』のプロジェクトでは、アース・ワークの先駆者、故ロバート・スミッソンを架空の「作者」として使用し、巨大なアースワーク(風の沢ミュージアム, 宮城)を実現させて話題となりました。本展は10年前より予告され続けてきた『未来芸術家列伝』の口火を切る記念すべき展覧会です。「未来」として予告されてきた「芸術」が、どのようなかたちで実現されるのか、ぜひ立ち合って頂けたらと思います。

『未来芸術家列伝』は、本展終了後の11月5日《未来芸術家列伝Ⅳ:東京ツアー「人間/時間/空間のヒエラルヒー》国会前集合』、年末《未来芸術家列伝Ⅳ:オーダーと第Ⅰ次世界大戦》と続いていく予定です。詳細は https://anartuser.tumblr.com をご確認ください。

 

『《宇宙》は最古のレディメイド』

宗教の時代、《宇宙》は神という作者の作品だった。しかし、信仰が弱まるにつれ、《宇宙》がレディメイドだったことが明らかになった。『未来芸術家列伝』には最古のレディメイドとして《宇宙》が掲載される。その作者として、ピタゴラスやプトレマイオス、ニュートンやアインシュタインといった膨大な数の哲学者や科学者の名前が並んでいる。彼らはそれぞれ《宇宙》を発見し、そこに名前と日付を刻んだ。さらに続けて、その作品が既に失われてしまった作者の名前が膨大に並んでいる。プラトンが燃やしてしまったデモクリトスの宇宙は灰となって未来のどこかにも漂っている。

 

An Art User Conference

2014年設立。主な活動として『未来芸術家列伝』、『Robert Smithson whithout Robert Smithson 』などがある。「アート・ユーザー・カンファレンスは、「芸術なしの芸術」、つまり既存の芸術という制度の外で生じる芸術を探求します。アーティスト、観客、批評家、キュレーター、コレクター、美術館などが各々の役を演じ分け、「芸術」という物語を支えています。物象化された作品、「創造性」という神話、「公共性」という幻想がその舞台装置を作り上げます。アート・ユーザーはそうした芸術の物語には参加しません。アート・ユーザーは芸術を「使用」します。使用は、物象化された作品を解体し、創造の神話をレディ・メイドの時間に墜落させ、公共性という幻想を消耗させることでしょう。使用の目的は芸術を使い切ることにあります。使い切ることは芸術を倹約しながら死に向かわせます。」

 

《未来芸術家列伝Ⅳ:東京ツアー「人間/時間/空間のヒエラルキー」国会前集合》
An Art User Conference

2017年11月7日(火)12:00 –
集合場所:国会議事堂前

 

《未来芸術家列伝Ⅳ:オーダーと第Ⅰ次世界大戦》
An Art User Conference

2017年12月29日(金)- 2018年1月2日(火)12:00 – 21:00
12月31日12:00から1月1日21:00までは終日オープン
イベント情報はこのサイトで随時アップ予定

青山目黒
東京都目黒区上目黒2-30-6 
日比谷線・東急東横線 中目黒駅より徒歩10分
http://aoyamameguro.com/contact/

 

EXPtokyoBanner

 

橋本 聡 参加:EXPERIMENTAL FIELD TOKYO(S.Y.P art space、新宿)

 

5.26 – 27, 2017

 

会期:5月26日(金)–27(土) 13:00-20:00
Opening & Party:5月26日(金) 18:00-20:00
FINISSAGE + MEET and GREET:5月27日(土) 17:00-23:00
場所:S.Y.P Art Space
〒162-0065 東京都 新宿区住吉町10-10
都営新宿線 曙橋駅A2出口から徒歩3分
More info

Artists:
Sena Başöz (TUR)
Margit Greinöcker (AUT)
Katharina Gruzei (AUT)
Satoshi Hashimoto (JPN)
Chris Hunter (CHE)
joechlTRAGSEILER (AT)
Eginhartz Kanter (AUT/GER)
Nito Kento (JPN)
Rainer Noebauer (AUT)
Simona Obholzer (AUT)
Picknicks: Midori Mitamura, Natsumi Sakamoto (JPN)
Haruko Sasakawa (JPN)
Sonny Square (JPN)
Kenji Yamada (JPN)
Shotaro Yoshino (JPN)
Initiated, curated and organized by Katharina Gruzei in collaboration with Rainer Noebauer.
The exhibition and Symposium is realised with the generous and kind support of Shotaro Yoshino.

 

「エクスペリメンタル フィールド」はパブリックスペースにおける「場」との関わり方や表現方法を実験するアーティストを主体としたプロジェクトです。
海外のアーティストとの交流や共同制作を通じてパブリックアートとは何か、その可能性について語り合うことを目的としています。
ヨーロッパより8名、日本から7名のアーティストを迎え、10日間の日程で東京を舞台に「場に特化した」アートプロジェクトを展開します。5月26日・ 27日には新宿区にあるS.Y.P art spaceにおいて、作品の展示、及び作家によるトークセッション、レクチャーや討論会を開催致します。

 

a_hashimoto-0_dsc02525

自身に塗れ(黒)2016(2011)、自身の身体を塗装することができる。カラースプレー缶、指示書、来場者


橋本
聡:世界三大丸いもの:太陽、月、目

 

1.20 – 2.19. 2017

 

2017年1月20日[金] – 2月19日[日]
パフォーマンス:1月21日[土] 18:00-
レセプション:1月21日[土] 19:00-21:00

Open:
水 – 土:12:00-19:00
日:12:00-18:00
(定休日:月曜・火曜・祝日)

 

Installation view, Satoshi HASHIMOTO : The World’s Three Major Round Things: the Sun, the Moon, the Eye

 

【イベント情報】※随時更新

1月21日 (土)
《An Apple (Tell, Newton, Cinderella) 》18:00-|藤川琢史、橋本聡 ※終了しました

1月22日 (日)
《水を撒く》14:00-17:00|青山秀樹、橋本聡
《隠す/探す(屋内)》17:00- ※終了しました

1月29 (日)
《隠す/探す(屋外)》15:00-|橋本創、橋本聡
《マスクをつくるワークショップ #2》16:00- ※終了しました

2月5日(日)
《電車での移動》18:00-
18時以降に合流する場合は080-6608-0571にお電話ください ※終了しました

2月12日(日)
《Fw: 1日》 ※終了しました

それぞれ途中から合流する場合は080-6608-0571にお電話ください
《Fw: 映画館》9:30-12:30|TOHOシネマズ新宿
集った人で映画を選び、映画館に入場します。
《Fw: マクドナルド》12:30-13:30|マクドナルド西武新宿駅前店
《Fw: ウィンドウショッピング》14:00-16:00|新宿駅周辺
《Fw: スターバックス》16:00-17:00|スターバックス新宿3丁目店
《ギャラリートーク:松井勝正 x 橋本聡》18:00-|青山目黒
先着受付(事前申込 → info@aoyamameguro.com
《Fw: 外食》21:30-|中目黒駅周辺
《Fw: 映画》24:00-|TSUTAYA中目黒店
集った人でDVDを選び、青山目黒に移動し上映します。
《Fw: アルコール》25:00-|青山目黒

2月17日(金)
《Fw: 闇》20:00-|JR八王子駅改札集合 ※終了しました
屋外において「太陽」、「月」の姿も光も至らず、「目」もきかない「闇」を車で移動しながら探します。解散はひとまず参加者の終電に間に合う時間に近郊の駅にて。参加人数に限りがありますので事前にお申込みください。hashimoshi@gmail.com 

2月18日(土)
《音:不確定性骰子(回る四角)》13:00 – 19:00 ※終了しました

2月19日(日)
《音:蚊(回る丸: 急速眼球運動)》13:00 – 19:00 ※終了しました
《ギャラリートーク》18:00- ※終了しました

 

展示協力:Daisuke Motogi Architecture

 

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

新年の最初の企画として、橋本聡をご紹介致します。『私はレオナルド・ダ・ヴィンチでした。魂を売ります。天国を売ります。』(2013)以来、4年ぶりの弊ギャラリーでの個展になります。

橋本はパフォーマンスや行為、あるいは指示書を設置し行動を促すアプローチを通して、観客を引き込み、私達の在り方を問い質す作品を数多く制作してきました。ときに無理難題を含む指示や既存のボーダーを越境する行為は私達の存在の根底に問いかけます。私達は誰かや何かに根底的な影響を受けつつも、自分で考えているかの様に思考し話し行動します。橋本はその影を見つけると誘拐し、何かの受け売りであるあなたに寄り添い、問いかけるのです。私はあなたを人質に取った、保護者は元のあなた自身なのです、と。

「ギャラリーに置かれた体重計はあなたの視覚の対象ではない。逆に、それはあなたの質量を対象化する。地球は5.972 ×10の24乗 kgの質量を持っている。その数値にはあなたの体重も含まれている。しかし、その割合はとても少ない。この世界は、ほぼ100%あなた以外のものからなる。しかし、私達が世界を捉える方法はもっと複雑だ。」(『橋本聡:全てと他』松井勝正)

本展では、昨年6月に現地で大きな反響を得たLISTE 21(バーゼル)での個展形式での展示『全てと他』と同10月の『転がる石、オリンピック、太陽、月、冷たい水』(TERATOTERA-Involve, 東京)にて発表した作品を軸に立体やテキスト、パフォーマンスなど数十点に及ぶ作品で構成する『世界三大丸いもの:太陽、月、目』を開催いたします。

《円グラフ:全てと他》は円グラフの形式を用いて世界の区分の有り様を超越的に現した作品です。「世界の人口1%の総資産」とその残りの「世界の人口99%の総資産」はほぼ同じ額になるという経済格差を示す統計データがあります。その円グラフの隣に「地球から見た月の大きさ」と「地球から見た太陽の大きさ」がほぼ同じ大きさに見えることを示す円グラフが並びます。しかしながら実際は太陽は月の400倍程の大きさ(質量は2700万倍程)があります。経済のデータと天文学のデータと言ったように、ここでは通常は連関されない内容が対比させられます。さらに隣の組では円グラフでは扱われないような概念的内容が図式化され、対比の連鎖が個々の区分にひび割れをおこします。
本展では2013年の国東半島及び三浦梅園のリサーチを経てインターネット上の展覧会『国東現像』(ディレクション:遠藤水城)にて発表された《円グラフ:全てと他》をアルミ製でプレート化したものを展示いたします。

会期中は「MOTアニュアル2016:キセイノセイキ」(東京都現代美術館)などにおいて展開された橋本の『抽象直接行動』の枠組みにも重なり、また他のテーマに跨がる形で複数のアクションやイベントが毎週開催の予定です。詳細はギャラリーホームページやSNSにて随時情報を発信していく予定です。
ぜひこの機会に本展にお出掛け下さい。

 

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橋本聡 Satoshi Hashimoto

1977年生まれ。主な発表に「行けない、来てください」(ARCUS, 茨城, 2010)、グループ展「Omnilogue: JOURNEY TO THE WEST」(Lalit Kara Academy, ニューデリー, 2012)、「独断と偏見:観客を分けます」(国立新美術館, 東京 2012)、「偽名」(「14の夕べ」東京国立近代美術館, 東京, 2012)、「私はレオナルド・ダ・ヴィンチでした。魂を売ります。天国を売ります。」(青山|目黒, 東京, 2013)、「国家、骰子、指示、」(Daiwa Foundation, ロンドン,2014)、「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」(東京都現代美術館, 2016)、「全てと他」(LISTE, バーゼル, 2016)、「Fw: 国外(日本 – マレーシア)」(国際空港, 飛行機, マレーシアなど, 2016)など。個人での活動のほか、An Art User Conference、基礎芸術|Contemporary Art Think-tank、ARTISTS’ GUILDなど、アーティストや批評家たちと恊働したグループ活動を積極的に行っている。

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世界三大丸いもの:太陽、月、目

世界三大丸いもの(日、月、目)、世界三大宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)、イスタンブール五輪2020、東京五輪1964、ゲバルト棒、歴代アメリカ大統領、クリントン、トランプ、削られたドル(ワシントン)とスイスフラン(ジャコメッティ)、An Egg、An Apple(Tell, Newton, Cinderella)、信号、赤、蛾、黒、マレーヴィチ「黒い正方形」、モリス「Untitled (Box for Standing) 」、Telephone Box、並ぶ2つの時計、円グラフ:全てと他、皆既日食、眼球とブラックホールのサイズ、他。会場では冷たい水やブラックコーヒーを飲め、眠ることもできます。

 

a_橋本_三大丸いもの_表面a_橋本_三大丸いもの_中面

 

崩壊してゆく作者/作品/観客

松井勝正
 
降水確率100%の天気予報が外れる可能性は何%だろうか。未来が予測可能であることは我々の文化の起源と密接に繋がっている。ジェーン・ハリソンは表象や観念の起源に周期的な時間の認識があることを指摘している。過去に起こった出来事が一度限りの過ぎ去ったものではなく、未来にも再び起こるだろうと予測される時、我々の行為は未来と過去の対象へ向けて引き伸ばされ、抽象化された表象の世界が形成されていく。つまり我々の表象文化は過去が未来に回帰する時間を前提としているのだ。だから我々の論理学にほとんど時間の概念がないという事実は、論理の不完全性を意味しているというよりも、おそらくその根源的な動機を示している。我々の文化は永遠不変の世界への欲望に貫かれているのだ。しかしそのアザー・サイドでは不可逆的な時間が進行し、予測していなかった未来が必ず訪れる。確率や統計の空間はまず想定されうる全事象を全体=Ωとして設定し、それを分割することで成り立っている。しかしその想定された全体を逃れる「他」は必ず存在する。時間は常に情報エントロピーを増大させていくのだ。

橋本聡はこの文化的世界の構造のひび割れから「他」の領域を志向する。彼の二つ組の円グラフは二つにひび割れた全体性を持ち、その裂け目から「全て」の「他」を指し示す。彼はサイコロのモチーフを好んで用いるがそれは1から6まで均等に割り振られた確率空間を表現しているわけではない。例えば《想像(イカサマ)骰子》では、落下し続ける「不確定骰子」や出目が暗くて見えない「(暗くて)不確定骰子」など12個の可能性が示されている。閉じた確率空間の背後に、イカサマや不慮の出来事を含めた他の可能世界が思考されているのだ。

構造化された世界は示差性や関係性を媒体とすることで物質性を隠蔽するが、その観念的な魂の世界に厄介ものとして現れるのは、他ならぬ我々の身体である。魂の支持体であり、不可逆的な時間にさらされている身体は、しばしば魂の無時間の世界に破壊的な混乱をもたらす。だからこそ我々の文化は、身体の周りにタブーを張り巡らせ、それを服飾で覆い隠すように求める。服を着ることで我々は社会的に配役された人物像に自身を適合させ、身体を隠蔽するのだ。駅前で半分ズボンを下ろした姿でズボンの交換を求める橋本の行為《ズボンを交換してください》は、服装の交換可能性と交換不可能性な身体が入り混じったわれわれのアイデンティティを露呈させる。

芸術の経験においても我々はいつの間にか作者/作品/観客という構造的に割り振られた観客の役を演じる習慣を身につけている。芸術鑑賞に個人的な気分や境遇は持ち込んではならない。客観的で正しい解釈を心がけなくてならないからだ。そうして我々は、顔も身体も持たない抽象的な観客へとすり替えられてしまう。芸術の経験は可逆的で抽象的なものになってしまうのだ。橋本はこの芸術鑑賞の作者/作品/観客という構造を崩壊させる。「あなた自身を叩くことができます」「あなた自身を塗装できます」といったインストラクションと共にギャラリーに置かれたハンマーやペイント・スプレーは、観客の視覚対象ではなく、逆に観客を対象化する。観客は作者やパフォーマーに代わって叩く、塗るといった行為の主体となり、同時にその対象となるのだ。《独断と偏見:観客を分けます》では、観客は作者の前に並ばされ、その外見を評価される。服装や化粧で制作された観客という役が評価されるのだ。そこで、作者、作品、観客の役は反転し置き換えられ混乱をきたすことになる。彼の作品を見に来た観客はしばしば縛られ、閉じ込められ、追いかけられる。そうした身体に加えられる負荷は抽象化された観客を自身の身体へと引き戻し、観客を「観客の役」から解放するのだ。

作品の客観性と同一性への信仰は芸術経験を安定化させる上で中心的な役割を果たしている。不安定な物々交換を安定させる貨幣のように、作品は不安定な作者と観客の関係を安定させる媒介となる。我々はまるで作品自体に意味と価値を内在しているかのようなフェティシズムの幻想に陥っていくのだ。しかし《FLOWER》で目にする対象はそうしたフェティシズムにひび割れを生じさせている。ギャラリーの入り口で観客は天井から伸びたセクシャルなフェティッシュを象徴するかのようなハイヒールを履いた女性の足を見ることになる。そしてギャラリーに入り後ろから飛んでくる紙くずに気づき後ろを振り返ると、入り口の上に画集から切り離された頁をクシャクシャに丸めて紙くずを生産している髭面の男を目撃する。そして、ギャラリーの外から見ていた女性の足が、実は彼の足だったことに気づくのだ。

このギャラリーの内と外の境界で行われた奇妙な展示は、アートの経験に不可逆的な時間をもたらしている。ひとつは書物が断片化され丸められ拡散していくプロセスによって、そして足を見る経験の不連続性によって時間がもたらされるのだ。言うまでもなく、ギャラリーの外から見た足と中から見た足は同じ対象である。だが観客は外から女性の足を見て、内から男性の足を見た。その相容れない二つの体験を我々は統合するというよりも隠蔽して解決する。最初から女性の足など見ていなかったとして過去を塗り替えるのだ。確かに脳に刻まれた体験自体がなくなるわけではない。それは存在しない対象の記憶として身体に残り続ける。だが再びギャラリーの入り口へ戻ったとしても2度とあの女性の足に出会うことはない。こうした経験によって実は我々は取り返しの付かない変化を被っている。そしてそれは作品の同一性と客観性に決定的な亀裂をもたらすのだ。
《FULCRUM》では、ギャラリーの入口に敷かれた板を踏み越えてきた観客は、その不安定な感触に振り返り、仰向けの体制で板を支えている作者の姿を見ることになる。観客は人を踏んだという自分の過去を事後的に発見し後悔することになる。時間の不可逆性が罪の意識として観客に刻印されるのだ。それはアートを支える永遠性への欲望を破壊し、予測できない未来と取り返しのつかない過去からなる時間へと観客を導くのだ。

《私はレオナルド・ダ・ヴィンチでした。魂を売ります。天国を売ります。》で彼は、生活するお金に困った末にとうとうずっと隠してきた秘密を打ち明けた。実は彼はレオナルド・ダ・ヴィンチ本人であったという。そして彼はレオナルドの絵に描かれている(と彼が主張する)天国の土地をコレクターに売りつけた。その驚くべき計略によって彼は、芸術、言語、貨幣、宗教といった我々の文化の根源にある不安点さをその詐欺行為の中に圧縮して示してみせる。壁のしみから絵画を妄想するレオナルド本人の行為、そして、その絵の具のしみに妄想のハゲワシ(レオナルドの無意識)を読み取るフロイトの行為を反復するかのように、彼は作者という概念を妄想の中に解消してしまう。作品が見る者の幻影の中に崩壊するとき、見る者こそがその作者として現れてくるからだ。作者/作品/観客は嘘と妄想が渦巻く崩壊の時間に飲み込まれていく。橋本聡が準備する経験は、我々の生きている世界がいかに不安なものだったかを思い出させてくれるのだ。

 

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助成:公益財団法人テルモ生命科学芸術財団、平成26年度優れた現代美術の海外発信促進事業

 

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1967年12月9日 ゼロ次元(加藤好弘)「全裸防毒面歩行儀式」(撮影:羽永光利)

 

ART PHOTO TOKYO -edition zero- /Booth 311(茅場町共同ビルディング・東京)


11.17 – 20, 2016

Booth: 3F, 311
Artists:羽永光利、田中功起、折元立身、橋本聡

日時:VIP招待:2016年11月17日(木)
First Choice: 15:00-17:00
Opening Reception: 18:00-21:00

一般開場:2016年11月18日(金)-20日(日)
開場時間:11月18日(金)・19日(土) | 12:00 – 20:00
11月20日(日) | 12:00 – 17:00
※最終入場は閉場の30分前
会場:茅場町共同ビルディング・東京
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目6-12
東京メトロ茅場町駅(日比谷線・東西線)9番出口直結
入場料:一般1500円、学生500円、小学生以下無料

More info:ART PHOTO TOKYO -edition zero-

 

tanaka.photo

田中功起, I considered the title of this work but it never come up. Following things could be related to the title.
1) I love to go out from the exhibition space because of BankART facing the sea.
2)There are so many trashes which some artists made and showed as art work before in BankART.
3) I want to make a raft using those trashes.
4) I think it’s not a question that the raft float on water or not but it’s good to be floating there.
, 2007, 400x600mm, ed.5

 

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折元立身, The Document of ANIMAL ART 1978 – 2014 (LIMITED BOX), 2015, Movies, Catalogue raisonne, Photo, Box made of paulownia

 

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橋本聡, Photographer: Bodybuilder, 2012, 73.8×110.8cm, ed.2of 5