羽永 光利:羽永光利による前衛芸術の ”現場” 1964-1973

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赤瀬川原平, 1967, 撮影:羽永光利

  
羽永光利による前衛芸術の ”現場” 1964-1973

7.18. – 8.22. 2015

 

2015年7月18日[土] – 8月22日[土](※夏休み:8月9日-16日)
オープニングレセプション: 7月18日[土] 19 – 21 pm
open: 12 : 00 – 19 : 00 日祝休

http://aoyamameguro.com/artists/installation-view-mitsutoshi-hanaga2015/

制作:羽永光利プロジェクト実行委員会 (羽永太朗、稲垣明彦、ぎゃらり壷中天、青山目黒)
http://mitsutoshihanaga.com

オープニングトークイベント「‘60-70年代の前衛芸術家たちの社会背景とその家族」
日時:2015年7月18日[土] 19 – 20 pm
場所:青山目黒
出演:大森立嗣、成相肇、羽永太朗
定員:40名

 

1960-70年の前衛芸術家たちと社会背景を絡めて展示作品について語る。
ゲストに、映画監督大森立嗣氏(父・麿赤兒)、東京ステーションギャラリー学芸員成相肇氏、羽永光利の長男太朗氏による、内と外から見た前衛芸術家の活動とその現場写真について三者にてクロストークを行う。
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大森 立嗣 (おおもり たつし) 
1970年東京生まれ。父は麿赤兒、弟は大森南朋。荒井晴彦監督、阪本順治監督、井筒和幸監督などの助監督を務めた。2005年、荒戸源次郎のプロデュースにより、花村萬月の芥川賞受賞作『ゲルマニウムの夜』を初監督。第15回日本映画プロフェッショナル大賞新人賞。
2010年、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が公開。第60回ベルリン映画祭フォーラム部門に招待。第51回日本映画監督協会新人賞受賞。2011年、『まほろ駅前多田便利軒』(原作三浦しをん)が公開。キネマ旬報ベストテン第4位。2013年、『ぼっちゃん』が公開。第13回東京FILMEX特別招待作品。第23回日本映画プロフェッショナル大賞作品賞。『さよなら渓谷』(原作吉田修一)が公開。第35回モスクワ映画祭審査員特別賞、第56回ブルーリボン賞監督賞受賞。
最新作は2014年公開の『まほろ駅前狂騒曲』。台湾、高雄映画祭でオープニング上映。ワルシャワ国際映画祭、バンクーバー国際映画祭などに出品。

成相 肇(なりあい はじめ)
東京ステーションギャラリー学芸員。1979年生まれ。府中市美術館学芸員を経て、2012年から現職。同年より「基礎芸術Contemporary Art Think-tank」。専門は戦後日本のアヴァンギャルドと昭和の視覚文化。主な企画展に「石子順造的世界—美術発・マンガ経由・キッチュ行」(府中市美術館、2011-2012年、第24回倫雅美術奨励賞)、「植田正治のつくりかた」(東京ステーションギャラリー、2013年)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい」(同、2014年)など。共著に『実験場1950s』(東京国立近代美術館、2012年)、『美術出版ライブラリー歴史編 日本美術史』(美術出版社、2014年)ほか。最近の論文に「コピー機はだれのもの?」『Fuji Xerox Print Collection 1988-2014』。

 

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この度、 昨年のアートフェア東京にてご紹介しました、近年ハイレッドセンター(高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之)や工藤哲巳、篠原有司男、麿赤兒(大駱駝艦)等の記録で注目の高まっている羽永光利(1933-1999)の特に前衛芸術の屋外でのパフォーマンスを中心とした記録写真を本格的に発表致します。

以下は羽永光利のサイトからご紹介します。
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1950年代後半から80年代にかけての日本は戦後の混乱期を抜け出し、高度経済成長へと突き進んだ時代でした。
あらゆる分野で西洋の価値観が怒涛のように押し寄せ、若者は困惑しながらも自らの存在意義を狂おしいほどに模索したのです。
そんな時代の一断面をレンズを通して見守り続け、記録した目撃者が羽永光利です。
遺された3万コマを超す写真は美術、アンダーグラウンド劇場、イベント、公害問題、学生運動、舞踏、コミューン活動に及びます。
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その生涯を通じ現場に向かい、創作家達に寄り添い目撃し続けた羽永光利による多くの伝説的な記録は、現在では貴重な作品であり、美術館にも多く展示され始めています。
本展では多くの未発表作を含め約200点以上を展示する予定で、前回に続きその内容を調査する状況としても設定します。
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(他の記録写真出品予定。以下順不同、敬称略。)靉嘔、横尾忠則、山下菊二、太田三吉、風倉匠、田中信太郎、東松照明、石子順造、もの派、山口勝弘、桜井孝身、佐熊桂一郎、岡本信治郎、福岡道雄、金城実、砂澤ビッキ、利根山光人、四谷シモン、糸井貫二(ダダカン)、合田佐和子、金子國義、天井桟敷、 寺山修司、状況劇場、磯崎新、瀧口修造、西脇順三郎、針生一郎、三木多聞、三尾公三、原武典、豊島弘尚、文承根、小田襄、速水史朗、鶴岡政男、東京画廊、宮脇愛子、松澤宥、ゼロ次元、加藤好弘、秋山祐徳太子、小山哲男、GUN、吉村益信、吉野辰海、安土修三ガリバー、石井満隆、青南病院、刀根康尚、クロハタ、風倉匠、山本圭吾、タージ・マハル旅行団、ヨシダ・ヨシエ、狂気見本市、金坂健二、宮井陸郎、草間彌生、ヴラスタ・チハーコヴァ—、風月堂の名士たち、シアタースキャンダル、スインガーパーティ、呪殺、模型千円札裁判、人間と大地のまつり、大パノラマ展、絶対現場、久里洋二、志水楠男、最上壽之、イメージフォーラム、深水龍作、長谷川和彦、大島渚、池田満寿夫、ほか調査中。

 

羽永光利による前衛芸術の ”現場” 1964-1973 掲載メディア

 

・contemporaryartdaily

・gadaboutmag.com

・maikocolors.com

・stuartmunro.net

・historyofourworld