青田 真也:A.B. (NOW IDeA、東京)

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青田 真也:A.B. (NOW IDeA、東京)

10.15 – 11.3.2014

(ブックショップ「ユトレヒト」内ギャラリー「NOW IDeA」オープニング企画)

NOW IDeA

 

日 程 : 2014年10月15日(水)–11月3日(月・祝)12:00–20:00 *月曜日休・祝日の場合は翌日休
会 場 : NOW IDeA (東京都渋谷区神宮前 5-36-6 ケーリーマンション2C ユトレヒト内)
企画1 : chioben のディナーショー with 青田真也 A.B. | 10月17日(金)19:30–22:00 要予約
企画2 : Tumbler & FLOWERS のドライフラワー with 青田真也 A.B. | 会期中
協 力 : 青山|目黒、Hikotaro Kanehira

 

アーティスト・青田真也のプロダクトライン『A.B.』のラウンチ・エキシビションが、移転オープンしたばかり のブックショップ「ユトレヒト」内のギャラリースペース「NOW IDeA」のオープニング企画として開催されます。
青田は、日常にあるさまざまな物の表面をヤスリで削り落とすことで、その物が持つ情報を極限まで剥ぎ取る作 品を制作しています。削る作業は自身の手で行いますが、既成のガラスボトルを作品の素材にする際に研磨材を 機械で吹き付けるサンドブラストという方法で試したところ、「形に関して自分がほとんど手を出せなかった」 ことで、「作品」としてではなく「プロダクト」として日常生活のシーンに返すことになったのが、本展で発表 する『A.B.』ガラスボトルのシリーズです。

 

プロダクトライン『A.B.』について|青田真也
『作品』のようではあるけれど、『作品』そのものにはなり得なかったもの、『作品』をつくるための思考をベー スに用いてつくったもの、それらを『作品』とは違った『プロダクト』という形でリリースしたいと考えました。 『作品』と『プロダクト』の関係を流れで考えた時、大量に生産されたものを『作品』のモチーフとして扱う、『作品』
をきっかけとして『プロダクト』ができる、『プロダクト』が世の中に流れていく、そのように状況や立ち位置 を変える過程で、繋がりながらも思考が還元されて広がっていくような感覚がおもしろいです。 今回リリースする『プロダクト』は、もともとガラスボトルを『作品』にしようと思い、試しにサンドブラスト(表 面に砂などの研磨材を吹き付ける加工法・工業的技術)を用いて制作したのですが、最終的に『作品』にはなら なかったものです。 これには『作品』としてアウトプットする時に僕が大切にしている「思考だけでなくモノとしても成立する」と いうことについて、サンドブラストでは形についてほとんど手が出せなかったことがあります。 それでも、できあがったものは『作品』と絶妙な距離を保ちながらそこにある、そんな佇まいに『作品』とは違っ た魅力を感じました。
『作品』と深くつながっている『プロダクト』として、それぞれの人の日常に入り込むことで、身近に『作品』 の輪郭や感触を感じたり、『作品』ではできないラフな使い方を考えたり、それぞれの人に持つことを楽しんで もらえる『プロダクト』を提案します。

 

企画1 : chioben のディナーショー with 青田真也 A.B.
青田真也「A.B.」展にあわせ、一晩限りの特別なディナーショーを開催します。「A.B.」のボトルを実際に 使いながら、料理家、山本千織(chioben)による特別なメニューをコースで楽しんでいただきます。当日 はコース料理(4 品)に加えて、洋菓子モームによるデザートもご提供します。新しい UTRECHT / NOW IDeA のお披露目を兼ねたディナーショー、ぜひご参加ください。

 

企画2 : Tumbler & FLOWERS のドライフラワー with 青田真也 A.B.
ユトレヒトと同じビルにある、いけばな教授者/ライターの渡来徹さんの花屋「Tumbler & FLOWERS」が、A.B. のためにドライフラワをご用意くださいました。本展会期中に A.B. のガラスボトルをご購入された方には、お好 きなドライフラワーを1本選んでお持ち帰りいただけます。

 

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